てっせん。

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てっせん、とは花の名前で、がくさんのお父様つまり扇絵師の東笙蒼氏が最も愛した花のひとつである。お父様は庭に咲いたてっせんの紫や白をいとおしむように絵筆に写し取った。東家でみせてもらった扇には、がくさんの女をやはり思わせる色気のある「てっせん」。いつか、あの扇を手に入れたいとひそかにおもう私なのですが・・・きょうは、がくさんの絵と家元・片桐氏のお花のコラボ手始めとしての、新聞用撮影が行われた。家元が用意してくださったのは、庭に咲いた「てっせん」。東京からもどったばかりのがくさんは、用意された「てっせん」をみて、「うん、さすが家元。よいセレクトだ」と満足そう・・・家元の中ではもう構図ができあがっているらしく、ものの30分ほどでいけばなは仕上がり、撮影となった。墨絵から抜け出したかのような、うーん、逆かなあ、いまから墨の絵のなかに入り込んでいくような・・・二次元と三次元があわさって、四次元空間をつくっているような、そんな妖艶さがあった。家元と、ガクさんはどこか共通したものがある。日本の美を受け継ぐものとしての品と、○○○なところ。どんなコトバがここにはいるかは、ご自由に。

主催

株式会社 188 アサヒ精版印刷株式会社

共催

HEP FIVE

協賛

株式会社モリサワ

特別協力

PARCO出版 株式会社ポスターハリス・カンパニー

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