映写とおはなし『そこに咲いてゆく花』

~原発20km圏内の花たちのことば~

トーク=片桐功敦(華道家)×二上文彦(南相馬市博物館学芸員)
ナビゲート=村上美香(わたしのマチオモイ帖制作委員会)

2014年10月18日(土)
第一回目=16:00~18:00 第二回目=19:00~21:00
会費=1,000円(お茶つき)※各回20名限定【完全予約制】

東日本大震災から3年。関西に住むわたしたちには届いてこない現地の声を、華道家の片桐功敦氏と、今も南相馬市に暮らしている二上文彦氏がお話してくれることになりました。 片桐さんは大阪の方ですが、東北の原発20km圏内に入る機会があり、そこに咲いている花と、そこに散在しているものを使って花を生け、写真に残していくという活動をされていました。南相馬の博物館で学芸員をされている二上さんとは同い年で、お二方ともイケメンで話もお上手。深刻な現状を教わるのはもちろんですが、東北のみなさんの間で交わされている「震災ジョーク」なども交え、同世代に生きる人たちのリアルな日常を知ることができました。ちなみに二上さんは大の犬好き。トークサロン終了後は、柴犬まめを撫でまくってくれました。


※下記、案内文より


「片桐さん、水葵を見に来ませんか?」
――幻の花“水葵(みずあおい)”が東日本大震災後、津波被害の大きかった南相馬市の水田跡に咲き始めたといいます。はじまりはそこから。東京電力福島第一電子力発電所から20キロ圏内を、華道家である片桐さんはハサミとカメラを持って歩き始めました。そこに咲く花を、そこにあるものに生ける。たとえば片方だけの長靴に。流れ着いた車に。ひっそりとしたプラネタリウムの客席に。シャッターを切り、また次の場所へと歩く。次の日も歩く。「自分たちの土地が大怪我をしている。そこにどんな傷があって、どれだけ深いのか。ニュースを通してではなく、実際にそこに住んでみた僕とそこに今も住んでいる僕の新しい友だちのリアルなことばを聞いてほしい」と片桐さん。


片桐さんの撮影された写真をスライドで見ながら、その花たちのことばに耳をすましてみようと思います。ごいっしょしませんか?20名限定の小さなおはなしの会です。必ず、ご予約お願いします。