「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

忘備録50

ピンチをどれだけチャンスに転嫁できるかを
身をもって実行してきたように思う。

2月、たくさんのでこぽんの注文をいただいたにもかかわらず
「出来がようないんよ、キズや黒ずみがあり、
自信をもって出荷できない」とお母ちゃん。
「作物は正直よ。その1年の成果。できなかったぶん、畑に
入ってやれなかったぶん、正直に表れる」
うーむ。と考えて、友だちに助けられて、誰も傷つけない方法で、
でこぽんをみんなに届けるコトバを考えて、
「B品とおもっているものは、本当にB品なのかな?
傷がはいってるデコポンは美味しくないのかな?
剥いてみたらどうかな? 美味しいんだったらやり方はあるのでは?」
と、母と話し合った。

3月、佳苗が福井に帰りたいというので、
ほんなら、いっぺん福井いくわーと、福井の旅。

4月、ウィーンの取材旅行。最終日にパスポートを摺られた。
ここはチャンスに変える術ナシ。ひたすら落ち込む。

5月、GWに犬たちと帰ったら母がしぶい顔をして出迎える。
「お父ちゃんが、畑でハシゴから落ちた。救急車で病院いってかえったとこ」

5月、足がまだ治らない父が、同窓会があるからと大阪へ。
朝、スマホをみるとラインとたくさんの着信にびびる。折り返したら、
「昨日の夜中、お父ちゃんが旅館の階段から落ちて、救急車で運ばれた。」
吹田の病院に通う日々。父に付き添って再び島に戻る。

6月、大阪北部で、震度5の地震。「大丈夫?」と
大阪以外のたくさんの友だちからメッセージ。緊張をふっとほぐして
笑わせてくれる友達のいる頼もしさ。とくに熊本の奴ら!!

6月、父の調子がよくないことをチャンスに変えようと
島の若者や友人たちにアルバイトを頼んで、柑橘の間伐。
母は、ここを、頑張りすぎたのかもしれない。

7月、まさかの豪雨災害。スイカを救ってやれなかった。
お父ちゃん、トラックで畑に以降として途中で冠水道路にはまり
ボートで助け出される。
重井のお墓が倒壊。
それでも島の仲間たちが水を届けてくれたり、手伝ってくれたり。

8月、母の肩の腱板が損傷。手術をすることに。
いろいろ悩んで、お盆前に会社で「ぼちぼち&こつこつプロジェクト」
佳苗が「188に残りたい」と、気が変わる。

9月、強烈な台風21号。まじで屋根が飛びそうな勢いで恐怖が
こんなにも身体を疲れさせることを痛感。

9月、北海道地震の朝、スマホが死んで、LINEの履歴がゼロになる。

9月、母の肩の腱板手術。
入院と手術、そしてひとりになる父につきそってしばらく帰省。
77回目の父の誕生日をいっしょに祝う。

そんな中で、もうあかんかなと思っていた仕事が復活したり、
ちょっとでかいプロポーザルに勝ったり、
まめとみつがひたすら元気でいてくれたりして。なんとか、なんとか、
50歳という1年が過ぎていこうとしている。

ありがとうございます。
ぐっとあがっていきますよ。まあ、無理はせんとくけど。
それでも、面白い無理はするタチなのでね。

こういうときは
エネルギーが出るのです。
楽しみです。確実に、
ヴァージョンアップした半年でしたから。

さあ、新しい本を読もう。


2018年9月22日 23:25  |  
« ゆうじ家 | トップページに戻る | 家族ばーすでぃ »
コメントを投稿


コメント


« ゆうじ家 | トップページに戻る | 家族ばーすでぃ »
     

月間アーカイブ

最近のエントリー