「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

21年目の629について

21年目の629がおわった朝、
午前休にしよーってなってゆるゆるとした朝の時間を
すごす。まめが7時にはおこしにくるので
お散歩もすまして。ついでにピーナツバターのパンもとスープも食べる。
少しずつ、足の裏が回復しつつあり、
犬たちがぐでん、と寝そべり、母から、小玉スイカが届きます。
さて。覚書。
20210704la.jpg
ここまでよくがんばったなと思います。佳苗さん。
大野のおとうちゃん、おかあちゃん、ほんまに今回の佳苗さんはよう
頑張ってくれたんよ。会社の根幹となる仕事がどんどんコロナでなくなっていく
なかで、どうにか188として利益を見出せる事業をつくっていかんと、とずっと思ってて
でもそれがなになのか、どうすればいいのか本当にわからなくて
それでも楽しくやれるなにかを見つけたくて、
「思いついたこと、なんでもやってみて、小さな成功体験を増やそう」と
芋ひきながら、「こあきない」を重ねていきました。
大好きな學さんのカッコいい絵を、自分たちの世代のセンスに落とし込んだら
どんな反応があるだろうか・・・いろんなTシャツつくってみて。とくにフルグラフィックTは
度肝を抜くデザインが大好評になって、ちょっと自信ついたりして。
それでも、異分野となるファッションの世界のことは、はじめてのことだし
素材これでいいんかな、形はどう? おしゃれなのかな? どうなのかな? とか
悩みながらいろいろ実験を繰り返して。學さんだけに負担をかけないこあきないのやりかたを
探っていきました。
20210704m.jpg
心斎橋PARCOの地下二階がオープンして、めちゃめちゃすてきな盛り上がりがあって
「あ、629をここでやろかな」という直感があって、佳苗に「どう?」というと
「ええじゃん」といわれる。
「ええよねえ」となって、小さなポップアップショップをすることにした。

小さなといっても、はじめての心斎橋PARCOで物量感がまったく読めない。
何をどんぐらいつくるべきなのか・・・果たして人はくるのか、売れるのか・・・が未知数。
な日々のなかで芋をひきながらも、いろんな業者に注文をしていろんな商品が届いてきて。
キーホルダーやノートもできてきて・・・おおお!!すごい量だぜとおもう。
そのエネルギーに押されて、私も久しぶりに本気で集客しやんな、とおもうのです。
集客はほんまに簡単じゃないのです。でも、ひとりひとりの顔を思い出しながら
ご挨拶メールをおくっていった。メールのアドレス帳がものすごい古いものになってることに気づく。
「あ・・・まったく連絡とってない人」が、こんなにいる・・・となる。
会社そのものがなくなったり、やめてらしたり、そういうことも多くあるなかで
それでも、お声がけすると、お返事くれたり、「629」を覚えてくださっている方も多く。
会場では、懐かしい仕事仲間や先輩もたくさん来てくれました。
ここはもはやコロナではない・・・といわんばかりの熱気、
ミナミのなつかしさもあるエネルギー感です。
20210704ha.jpg
話はとっちらかるけど。佳苗にも話したことだけど。
ヘップでやった學さんの画集の展覧会と、昨年のクラファン、そして21回目の629
では、アーティスト東學 に集中してイベントを立てることができた。
そこが私のなかですっきりはっきりした一つの勝因だと思います。
若い世代のクリエイターを巻き込んで役割と、クリエイティブを発揮する場所を用意して~
という作り方をなんどもやってきたけど、それはそれで、焦点がぼやける。
マチオモイのプラットフォームではそれがいいとおもうのだけど
だから、みんなでやる、はそっちにまかせて。
東學のアートワークを、徹底的にかっこよくするチーム編成ができたことがよかった。
佳苗が楽しみながら(時々むかつきながら)、學さんのおケツをたたいたり、
私のおケツも叩いてくれたり。そういうのが面白かった。やっとそれができるようになってきた。

今朝、母からスイカが届いて。
「なんで、スイカやデコポンは多くの人がたのしそうに買ってくれるのに
アートは買ってくれないんだろう。見るだけ、しゃべってかえるだけ・・・」と
思ってて。

いっしょうけんめい愛をこめてつくったものを、楽しんで買ってもらえる流れをつくりたくて。
その1歩と思いながらやったことが、今回のパルコで、20歩ぐらいはのぼれたんじゃないかと。
そう思えるのです。

なにより、久しぶりのチームプレイがちゃんとできたことが
いちばんの宝物です。

2021年7月 5日 10:36  |  
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