「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

まめちゃん

まめちゃんがお空にいってから
26日。もうとくにそんなにも悲しんだり
涙があふれてきたりはしないけど。

まめちゃん、と声に出してみる。
かなえが階段のところで、「せーの」という。
ヨガのかえりに階段のところで
ただいまめーーーーーっと、言ってみる。
まめ、という発音をすることがもしかして減っていて
まめという音を声にしてみたら
愛しさでいっぱいになる自分を感じる。
後ろ向きでもなんでもなく、まめ、という言葉がきもちいい。

毎日、水をかえて、線香して、手を合わせて
まめーという。まめちゃん、という。
不思議な感じで。お空の旅をしているだけで、
ひょっこり帰ってきそうな感覚はかわらなくて
身を引きちぎられるようなあの頃のつらさはまるでなくて
すっきりとした気持ちなのだけど
わたしとまめはいったいになっているみたいだから大丈夫なんだけど
でも、わたしはまめにさわりたいな。

第3楽章きいて、まめのことばかり考えていたいな。

みつと歩きながら
みつをなでながら。
反対側のバランスがすこん、と抜けてしまっているので。
はやく、生まれ変わらんかなあとかおもう。

2022年5月11日 23:27  |  
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