「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

きょうもいくのか

20220610s.jpg
4時ぐらいになって
やっと仕事に没入できるかなと思ったら
「ちょっとみかんの摘果にいってくる」
という父。

むーーーーーん ちょっとまってな。どうしよかな。
父の行動を止めたくはないけれど
ひとりでいかせるのは心配だ。

むーーーーーんんとしばらく考えて、
「キュウリを友だちのところにもっていきたいから
みつを車で抱っこしておいてほしい。
いっしょに車にのっていこう。みかん山まで送ってあげるよ」

の、作戦が成功して、
ぐるっと島をまわって、それでも、摘果にいきたそうだったので
ちょっとだけ山に寄ってあげることにした。

「もうええど。小一時間ほど摘果してから、ひとりで降りるけえ」

ここは父のフィールドだ。明日、死ぬとしても
父はこのみかん畑で摘果しているだろう。その尊厳を奪うのは
違うと思うのです。まいちゃん、ごめんな。ここだけ許して、とおもう。

さて、みつとわたしは車で山を下りるべきか、待つべきか・・・
しばらくうろうろ散歩したりして。
でも、畑にいる父をみるのはとてもいい。眺めていよう。眺められるうちに。
(後ろ姿がたいぶハゲとる)

「父ちゃん、そろそろ車で降りとこうかな。どうする? いっしょにかえる?」

「おお、降りようかのお」

降りるんか~~~いいってなるww

無事、車でいっしょにかえってくる。晩ごはんはタケノコをつかう。

2022年6月10日 23:33  |  
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