気がついたら何千年も時が経っていた、って感じなのですよ。竜宮城から帰ってきた
浦島太郎のように。夕方の浜辺でもう帰りますよーなんてお母さんに急かされて、嫌だ嫌だってだだをこねる。もうちょっとここに居させて。ちゃんと帰るから。いいつけを守るから。もうちょっと遊んでいてもいい?って。そんな感じなのですよ。スタジオ・プールさんって所は。仲里カズヒロさんって人は。時間を忘れてしまう。そもそも時間なんて時間に縛られている自分が嫌になる。ウクレレの音が気持ちいいね。波の音が懐かしいね。ああ、もう現実にもどらなければ。海の上にもどったら、あっという間におばあさんになっていた、ってことにもなりかねない。あ、でも昔々に話しましたね。おばあさんになっても、おじいさんになっても、みんな、いっしょだといいねって。あの頃は夢のように思っていたけど、今ならそれが信じられる。そうか、そう思っていれば、必ずそうなるんでしたよね。玉手箱は、ほどかずにいましょう。
プール、いっとく? St.POOL |