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その日、美術館から30点のコレクションが姿を変え、
和泉のまちへあふれ出した。
北斎や写楽、モネやゴッホらが残した
美の物語を伝えるために―。

アート ガッシュ

ART GUSHとは?

美術館×まちの景観×現代クリエイター
三つ巴のコラボで立ち現れる、あたらしい風景。

“GUSH”とは、「湧き出る」「あふれだす」という意味の英語。和泉市久保惣記念美術館がたいせつにしてきた約11,000点の収蔵品、それぞれに込められた「美の物語」をもっと和泉のまちに伝えたい。そんな想いのもと、約30点の美術品が現代クリエイターによってリライト(再描画)され、まちに「あふれだし」ます。

描くのは、広告業界やアートシーンなどの第一線で活躍するプロを始め、障がいをもつアーティスト、イラストレーションを学ぶ大阪芸術大学の学生、和泉市出身・在住のデザイナーやイラストレーターを含む、関西所縁の多彩な顔ぶれのクリエイター30組。

北斎や写楽、モネやゴッホなど古今東西の芸術家たちのメッセージが、「今」を生きる現代クリエイターに受け継がれ、和泉のまちの公園や建物、大学などの壁画となって立ち現れます。世界でも類を見ない、美術館×まちの景観×現代クリエイター、三つ巴のコラボレーションによって、あたらしい風景を創り上げる和泉のまち。和泉中央駅から美術館まで約2kmの道に広がる、約30点のパブリック・クリエイションをお楽しみください。

※本事業ART GUSHは、「和泉・久保惣ミュージアムタウン構想」の一環として開催いたします。

和泉・久保惣ミュージアムタウン構想

和泉のまちは、美術館のあるまち。
美と、想像力を、育むまち。

大阪府和泉市では、和泉市久保惣記念美術館周辺エリアを「美術館のあるまち」としてブランド化し、魅力づくり・まちづくりを行う「和泉・久保惣ミュージアムタウン構想」を策定しています。

このエリアは、大阪府の郊外にあり、泉北高速鉄道和泉中央駅の沿線という立地から、住宅地開発によって新たな住民が多く流入しています。明治期以来、繊維産業が栄えた地域でもあり、新旧の町並みがほどよく入り混じる閑静な環境にあります。地域内には、さまざまなアーティストの作品が常設展示されている複合施設・和泉シティプラザや、カフェ&レストラン等が集まるのぞみ野地区、はつが野地区、学生が往来する桃山学院大学や、桜・紅葉の名所として知られる松尾寺などが点在。地域住民、民間企業、NPO、大学、和泉市等が連携、協働し、地域の持つポテンシャルを最大限に引き出し、単なる郊外住宅地ではない、「和泉市久保惣記念美術館」という本市の貴重な文化施設を核としたまちづくりを具体化していきます。

「和泉・久保惣ミュージアムタウン構想」とは?【PDF】

和泉市久保惣記念美術館

古今東西の美術品を通して、
芸術のちからを現代社会に伝える。

和泉市久保惣記念美術館は、昭和57年に開館した和泉市立の美術館です。日本と中国の絵画、書、工芸品など東洋古美術を主に約11,000点を所蔵し、所蔵品をいかした年5回の企画展と年1回の独自企画の特別展を開催しています。敷地面積は約5,000坪。音楽ホール、市民ギャラリー、市民創作教室、研究棟などがあり、展覧会以外にも、茶会やコンサート、市民による作品展など、市民の創作活動並びに発表の機会と場を提供し、市の文化振興につとめています。

和泉市久保惣記念美術館 HP

美術館入口

2017年パブリック・アート

ART GUSH プロジェクトメンバー

和泉市・パブリッククリエイション『ART GUSH』は、和泉市と、和泉・久保惣ミュージアムタウンコンソーシアムに加え、“まち”をさまざまな視点から想い、楽しみ、育む、関西所縁のクリエイターチームで企画・運営しています。

ART GUSH プロデューサー

山本あつし(事業プロデューサー)

ならそら代表。大阪芸術大学デザイン学科講師。システムエンジニア、建築設計・施工の仕事を経て、現在は「デザインの考え方で社会をおもしろくする」をテーマに、シティプロモーションから商店街や農村の活性化、企業・店舗のブランディングや商品開発から少子化時代の学校づくりまで、領域を問わずあらゆるデザインプロデュースを行う。また近年は、デザインの考え方で課題発見・解決できる人を育てる学びの場づくりに注力している。 奈良市まち・ひと・しごと創生総合戦略懇話会委員/奈良市奈良国際文化観光都市建設審議会委員/奈良市文化振興計画推進委員会委員。

ART GUSH エグゼクティブ・プロデューサー

村上美香(188corporation/コピーライター)

株式会社188取締役。広島県尾道市因島に生まれる。瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育つ。現在は、大阪ミナミにてデザイン会社を経営しながら、コピーライティング、インタビュー、執筆活動を行う。2000年より毎日放送『サントリー1万人の第九』の広報&プログラムの編集を手掛け、指揮者・佐渡裕の声を届ける。2011年より、故郷をはじめさまざまな“町”の息吹を伝える展覧会活動『my home town わたしのマチオモイ帖』をプロデュース。「動く、ふるさと」を行動基盤に日本各地にあたたかい波紋を拡げている。

ART GUSH アート・ディレクター

北窓優太(188corporation/イラストレーター/アートディレクター)

1982年1月30日、大阪池田市生まれ、豊中市在住。高校卒業後、3年間バンド活動に勤しむ。脱退後、仲間と共にアジア各国を放浪する中で、絵描きの道を志す。大阪デザイナー専門学校卒業後、スポーツ系デザイン会社でのデザイナーや、企業の広報を経て、31歳で一八八に入社。さまざまなタッチのイラストや、PC技術を駆使した写真加工など、深みのある絵づくりを得意とし、毎日放送『サントリー1万人の第九』『音舞台』、『兵庫芸術文化センター管弦楽団』など数々のビジュアルデザインを担当。年に数回、絵の個展を開き、夜に灯る人の暮らしの明かりを表現し続けている。

ART GUSH グラフィックデザイナー

中村佳苗(188corporation/グラフィックデザイナー)

1985年3月31日、雪深い福井県に生まれる。19歳で東學の装丁による『ジャパンアヴァンギャルド〜アングラ演劇傑作ポスター100』に出逢い、グラフィックデザイナーを目指す。08年秋から数年間『神戸コレクション』を担当。ミナミの商店街『戎橋筋商店街』のフリーペーパー、老舗昆布『をぐら屋』パッケージデザイン、落語『鶴瓶・文珍・南光 夢の三競演』、『兵庫芸術文化センター管弦楽団』のフライヤーデザイン、ピアノコンサート『ならピ♪』のキャラクター開発&総合ツールデザインなど。

ART GUSH WEBデザイナー

大槻紘睦(188corporation/WEBデザイナー、グラフィックデザイナー)

1989年1月3日、京都北部に生まれる。家具をつくる父と絵を描く母の背中を見て育ち、モノづくりを仕事にしたいと、中学生でグラフィックデザイナーを目指す。デジタルな機械もの、アナログな木工もの、どちらも器用にこなす手先を持つ。グラフィックデザインを基盤にしながらもWEBデザインやプログラミング、撮影や動画編集、さらには作詞作曲まで器用にこなす、マルチクリエイター。

ART GUSH 記録写真

黒岩正和(写真家)

1982年、和歌山県生まれ。大学卒業後、写真家 溝縁ひろし氏のアシスタントを経てフリー。18歳から野宿で東南アジア各国を放浪。その後、山岳少数民族の風俗撮影のため、中国・雲南省に長期に渡り滞在。21歳より、日本の島の風俗・祭事を撮影。(2013年現在300島以上を撮影)主な撮影テーマは、日本の島・山岳少数民族の風俗・メコン河流域の風俗・棚田などの稲作文化・戦国史跡など


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