手招きする妖艶、昇華しきれぬ妖気

東 學 公式サイト『天妖』

大阪ミナミ在住の絵師・東 學 (GAKU AZUMA)に関するニュースをお届けします。

天妖 東 學 墨画展

「世界一、美しい本をつくりましょう」
と、スタートした絵師・東學の画集制作プロジェクトも いよいよフィナーレを迎えようとしています。
編集者とアーティストがどちらも“12月9日生まれ”とあって、 待望の出版記念日は「ぜったい、12月9日がいいよね!」という話は、 数年前の大阪ミナミは千日前の歓楽街、 せせりと心臓とズリが絶品のやきとり屋さんで持ち上がっていたのですが、 「51点の女を身を切る思いで」選んだり、 「月あかりのような光で大型作品を複写」したり、 「シンプルで色っぽい英文タイトル」を探ったり、 「學という透かし文字入りの特注和紙」をつくったり、 「表紙に羽根の刺繍」をほどこしたり、 「活版印刷のにじみ」に見惚れたり、 そんな官能的な本造りに夢中になっているうちに日々は過ぎ、 2007年の冬を迎えました。ついに、パルコ出版より刊行です。
豪華本、限定500冊限り。

さて。この完成を記念して、【東京・渋谷】ポスターハリスギャラリーにて、 天妖墨画展を行います。やっと東京のみなさんにも、 東の作品をご覧いただけそうです。ぜひ、お越しください。

2007年12月9日(日)~2008年1月16日(水)

※午前11時~午後7時 (最終日は午後5時まで)
※木曜日、12月30日~1月4日は休廊

レセプション・パーティー
    12月15日(土) 17時~19時

■ ポスターハリスギャラリーで引き続き開催される宇野亜喜良・四谷シモン・飯沢耕太郎などディープな作家が集まる 幻の展覧会『マダム・オゴセ - 美蕾樹復活祭 !!』 に、東學も出品いたします。

出品予定作家 : 東學、飯沢耕太郎、恒松正敏、宇野亜喜良、金井久美子、黒田邦雄、
桑原弘明、甲秀樹、竹邑類、鉄秀、四谷シモン、若山和央 (アイウエオ順・敬称略)

2008年 1月 18日 (金) ~ 30日 (水)
※午前11時~午後7時(最終日は午後5時閉廊) 木曜日は休廊

レセプション・パーティー : 1月 19日(土) 17時~19時

スペシャルライブ
1月 23日(水) 19時30分~ 恒松正敏
1月 26日(土) 19時30分~ あがた森魚
※ 両日共、3000円(1ドリンク付) 先着30名
※ 予約はギャラリー (080-2023-0499) まで

ポスターハリスギャラリー

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂2-26-18
朝香ビル103
TEL. 080-2023-0499
FAX. 03-3463-2992
ギャラリーホームページ

【 天妖 東 學 墨画展 】
協力 : PARCO出版、一八八、アサヒ精版印刷、南青山ささめ
企画・制作 : ポスターハリス・カンパニー

東 學 近影

【PROFILE】

東 學 gaku azuma

株式会社 一八八 所属
絵師・アートディレクター
京都生まれ、墨絵師。
日本の演劇・舞台シーンにおいて数多なるポスターデザインを手がけてきた異端的アートディレクター。雪駄に作務衣という独特の風貌で大阪ミナミに棲息。「平成の浮世絵師」と呼ばれる。扇絵師であった父・東 笙蒼のもと幼い頃から絵筆に親しむ。14才から3年間、米国留学。当時の作品『フランス人形』はニューヨークのメトロポリタン美術館に永久保存されている。テーマは一貫して「女」。その純日本的な血から生み出される「墨画(bokuga)」には、アートディレクターとして名を馳せる彼のアバンギャルドな感性と、日本古来の美意識の両方が凝縮されている。東の編み出した「墨画(bokuga)」には、伝統的な水墨画などに見られる“ぼかし”などの墨の濃淡がない。黒髪も、柔肌の丸みも、着物の柄として描かれた様々な花や生きものたちの表情もすべて、極細い筆先から生まれる「線」だけで表現されている。また、墨以外の色も排除してあるのに、絵の女たちは、鮮烈な色彩感覚を呼び起こし、手ざわり、匂いまで感じさせる。2003年、ニューヨーク『MEGU』装飾画として、遊女二十体を描いたのを皮切りに数多くのファンが生まれ、2007年には初の墨画集『天妖』(PARCO出版)を刊行。現在、日本を拠点に年2~3回のペースで展覧会を開く。

※上記内容をWikipediaに投稿しました。