めずらしくコピーライターらしいことを書く。
(まめ、ママはコピーライターという仕事をしている人です。実は!)
ひさしぶりにいい広告をみた。
こういう広告にあこがれて、あたしはコピーライターになったんじゃなかったか?と
ひさしぶりにおもえた企業広告だった。
企業広告を出せる余裕のあるカイシャってのは本当にいますくないからね。
「宅配は、ネコである」
クロネコヤマトのイメージ広告だった。小さなクロネコヤマトのトラックから
黒い尻尾がにょろん、と出ているビジュアル。
クロネコカーは、日本のいろんな風景を走っている。あぜ道だったり、塀の上だったり、
ネコの集会所の近くの路地だったり。
「その美香ちゃんの反応はやっぱり、まめを飼いはじめてからならではのものではないの?」
とガクさん。
それはそのとおりだとは思う。黒い尻尾に、これまでは反応しなかったとは思う。
しかし、こころ和む、いい広告だった。
宅配は、ネコにしようと、このあたしが思えたからだ。
しかし、なぜいま、クロネコヤマトはガソリン代の沸騰する流通業界のピンチ的状況にあって、
こんなにもゆとりのあるブランド戦略という勝負に出たのか?
知っている人がいたらおしえてくれ!!この社会状況下において、ドライバーズダイレクトなどの
具体的な対策ではなくて、自社のブランディングを見直した結果、
この広告戦略にふみきったのなら・・・やるなあ、クロネコの社長さん、って思うのだ。
だって、コピーライターもカメラマンもアートディレクターも、媒体戦略考える人とかも、
みんながんばって、クロネコのきもち、を届けようとしたわけで、
きっとそこには莫大なお金もかかっているわけで、その裏にたいへんな覚悟があったわけです。
ある意味、本気でリスクを覚悟できてる人しか信用できないこのごろの
あたしがこんなにも、ぐ、っときたのですから。
企業とそして、広告業界にいる人がやっぱり、ことばや写真のチカラを信じた結果にも思える。
「それでもコピーを信じる良い子へ」
という、私の尊敬するコピーライター児島令子さんの
ことばを思い出す。
朝、窓をあけたら
隣の屋根にネコ。
足元に、まめとみつ。
ああ、いいねぇ。
そうだねぇ。本当にそうなんだよねぇ。
美香の言葉がしみるぜ。あたし。
しっち~♪
大阪で出版パーティするんだよ~。
ひさしぶりにオール手作り。
ああ~しっち~がいたら百人力だなあ~と
思いながらも、智恵子や万里子、悦子ママたちとアイデアだしながらお料理考えています。
中国にも本、届くといいなあ~。