「コピー年鑑」という分厚い本がある。
その昔は、何度もめくって教科書にしたもんだけど、
先日、その2009年度版が届いて、めくっていたら何か胸に響かない。
話題になった面白CM的なものばかりで、
じっくりと読ませたり、きゅんと胸を刺すような言葉がみつからない。
何でだろと思っていたら、
ああ、新聞広告がめっきり減ったのだ、とわかる。
めっきり減ったら、せめて、15秒のCMのなかでコピーライターは、
なにかしらの言葉を叫ぶしかないのだ。
ゆっくりと、ボディブローするように響いてく、ボディーコピーなどの存在ってのは、
過去の遺物と化してるのだろうか・・・きっと、そーなんだろな。
キャッチより、このボディコピーを吟ずるように書くのが、
好きだったんだけど。
とはいえ、みんなが何かをあきらめているわけでもなく。
「歌え、10代」
ってのはいいコピーだと思った。
人は、10代に覚えた歌をずっと歌って生きていく。っだっけ?
ウォークマンのPLAY YOU。
あ~わたしのっ 恋は~~~~~っ
南のぉ 風にのって 走るぅわ~~~~♪