「あなたは泣き虫ですか?」
「はい。泣き虫ですけど、弱虫ではありません」
19才のリカが
わたしのまえにキラキラとした眼で現われたとき、
このこは188の光になってくれると思えて、
その頃わりかし暗いトンネルをさ迷ってた私にぱーっと
光が見えたんだっけ。
5年目のリカは、
もう24才で、一児のオカン。
まだまだ19才のまんま止まっていたのに、
もう5年間もそばで
支えてくれてたことに、
いまさら、
気付く。
きょう、
「みかさん。みかさんは泣き虫ですか?」
といって、かわいいプレゼンをくれたリカ。
188が歩んできた10年間の、その半分に
もうリカの歴史がちゃんとある。
チームのちからを信じること。
それ以上に
大事なものなんて
ない。