PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
モリサワは「文字」の会社。
100年前におじいちゃんが発明した、写植の技術を
いま、孫たちの世代がおおきな愛をもって、
いまにつないでいる。
パソコンがこんなに進化したいまにも、人間の生きていくうえで
「文字」は消えない。
「文字」が消えないってことは、「つたえたいきもち」は、
消えないってこと。
残るってこと。
わたしの言葉は「文字」にのっかる。
何千年も伝え続いてきた、「文字」のうえに魂といっしょに
のっかってく。大きな海のうえで
わたしはたった一枚の葉っぱを躍らせているようなもの。
キモチと文字のあいだには
ずいぶん距離があるとおもっていたけど、距離をどうやったら、
埋められるかとコトバを練ってきたけれど、
文字の方がずいぶん、
大人だ。