PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
たとえば、
昔の恋人に街でぐうぜんに会うことなどほとんどないけれど、
それは多分ひつようがないからで、
ぐうぜんってものは何かをしょって
ひつぜんてきにやってくる。
いつもと違う時間に、いつもとぜんぜん違う場所に用事があって、
たまたま遠回りしたその雑踏のなかに、
きょうは、俊介の姿があって、驚いた。さらに、
ちょうど2時間もこのあたりで時間をつぶさなければいけないというので、
これは奇跡だね、といって
お茶を飲む。毎日のようにいっしょに撮影に走り回っていた俊介と私とガクさんは、
いまはそれぞれ別々のパートナーと仕事をすることが多く、
互いに気になりながらも
なかなか逢えなかった。
元気な時に逢えてよかった。
そして、いきなり明日強引にもいっしょに撮影にいくことを決めて、
別れた。
魂と愛を込めると、
世界は変わる。