東 學 墨画集『天妖』制作日

墨の女の息吹くまで

ある絵師と、涙もろいプロフェッショナルたちの本造りBLOG

07年5月、パルコ出版より初リリース!!

天妖の旅立ち、千日前から渋谷へ。

12月9日からスタートする天妖刊行記念の展覧会に向けて、188のアトリエから、渋谷まで大型作品約15点が旅立っていきました。美術は美術の運送のプロの業者さんがいて、絶対に傷つくことのないよう丁寧に運んでいただける。もちろん、保険もかける。保険は絵の価格に対してかけられるので、どういう計算なのかはわかんないのですが、補償額は1000万円をゆうに超えていてびっくり!!
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途中でなんかたいへんなことがあったら、そんだけ補償されるってことなのか、なのよね・・・。まあ、そんな腹黒い計算はおいといて、無事に渋谷まで到着したと連絡がはいった。学さんは絵の到着にあわせて、搬入設置のため今日の早朝の新幹線にのって渋谷入り・・・のはずでしたが、朝寝坊してしまって、起きたのはギャラリーのささめさんの電話から・・・「がくちゃん、どこにいるの?」「うわ!!!大阪です」・・・といって飛び起きて新幹線に乗りました。ガクちゃんが搬入にいっているあいだ、私は、展覧会のご案内をいかくべく、住所録と格闘・・・ああ、何年たっても、この作業はうまくいかない。住所がぽ~んと出てくるシステムちゅうものが、いくら発達してもないのである。ないことないのだけど、うまいこといかんのであって、結局は最後、手書きにしてしまうという・・・でもね、私はこのDMをかいていく作業がとても好きなのです。ひとりひとり、1枚1枚・・・今回は東京の方を中心に書かせてもらったのですが、明日にはとどくかなあ・・・たくさん来ていただけるといいなあ・・・。

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2007年12月06日 00:00  |  
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東 學 近影

【PROFILE】

東 學 gaku azuma

株式会社 一八八 所属
絵師・アートディレクター
1963年、京都生まれ。
父は扇絵師である東笙蒼。幼い頃から絵筆に親しむ。 アメリカのハイスクール時代に描いた『フランス人形』はニューヨークのメトロポリタン美術館に永久保存されている。 20才でグラフィックデザイナー・アートディレクターとしての頭角を現し、主に舞台やテレビ、音楽関係などのグラフィックワークを手がける。 97年、世界的に活躍する劇作家・松本雄吉にアートワークを認められ「維新派」の宣伝美術に就任。 毎日放送ハイビジョン番組『ポートレート』の映像ディレクションにて、(財)日本産業デザイン振興会主催のグッドデザイン賞・特別賞を受賞。 03年、森田恭通氏プロデュースのニューヨーク高級ジャパニーズレストラン“MEGU”にて装飾絵画(墨絵を中心にした浮世絵シリーズ)を製作。 また、06年“MEGU”の2号店(トランプタワー店)でも装飾絵図を手がけた。 04年『ジャパンアヴァンギャルド~アングラ演劇傑作ポスター100』(PARCO出版)の装丁、 05年『林静一 傑作画集 少女編 淋しかったからくちづけしたの』(PARCO出版)の装丁。 同年、画家・鉄秀とのコラボレーションによる大型作品『麒舞羅』が大阪市長賞に輝く。 アート・ディレクターとしての活躍のみならず、絵師としての活動も各界から注目されている。

※上記内容をWikipediaに投稿しました。