東 學 墨画集『天妖』制作日

墨の女の息吹くまで

ある絵師と、涙もろいプロフェッショナルたちの本造りBLOG

07年5月、パルコ出版より初リリース!!

「世界一、美しい本をつくりましょう」

と、スタートした絵師・東學の画集制作プロジェクトもいよいよフィナーレを迎えようとしています。
tennrann-2.jpgtenran-1.jpg編集者とアーティストがどちらも“12月9日生まれ”とあって、待望の出版記念日は「ぜったい、12月9日がいいよね!」という話は、数年前の大阪ミナミは千日前の歓楽街、せせりと心臓とズリが絶品のやきとり屋さんで持ち上がっていたのですが、「51点の女を身を切る思いで」選んだり、「月あかりのような光で大型作品を複写」したり、「シンプルで色っぽい英文タイトル」を探ったり、「學という透かし文字入りの特注和紙」をつくったり、「表紙に羽根の刺繍」をほどこしたり、「活版印刷のにじみ」に見惚れたり、そんな官能的な本造りに夢中になっているうちに日々は過ぎ、2007年の冬を迎えました。ついに、パルコ出版より刊行です。
豪華本、限定500冊限り。1冊=59850円(税込)、シリアルナンバー入り。

さて。この完成を記念して、【東京・渋谷】ポスターハリスギャラリーにて、天妖墨画展を行います。やっと東京のみなさんにも、東の作品をご覧いただけそうです。ぜひ、お越しください。

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2007年12月08日 03:58  |  
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東 學 近影

【PROFILE】

東 學 gaku azuma

株式会社 一八八 所属
絵師・アートディレクター
1963年、京都生まれ。
父は扇絵師である東笙蒼。幼い頃から絵筆に親しむ。 アメリカのハイスクール時代に描いた『フランス人形』はニューヨークのメトロポリタン美術館に永久保存されている。 20才でグラフィックデザイナー・アートディレクターとしての頭角を現し、主に舞台やテレビ、音楽関係などのグラフィックワークを手がける。 97年、世界的に活躍する劇作家・松本雄吉にアートワークを認められ「維新派」の宣伝美術に就任。 毎日放送ハイビジョン番組『ポートレート』の映像ディレクションにて、(財)日本産業デザイン振興会主催のグッドデザイン賞・特別賞を受賞。 03年、森田恭通氏プロデュースのニューヨーク高級ジャパニーズレストラン“MEGU”にて装飾絵画(墨絵を中心にした浮世絵シリーズ)を製作。 また、06年“MEGU”の2号店(トランプタワー店)でも装飾絵図を手がけた。 04年『ジャパンアヴァンギャルド~アングラ演劇傑作ポスター100』(PARCO出版)の装丁、 05年『林静一 傑作画集 少女編 淋しかったからくちづけしたの』(PARCO出版)の装丁。 同年、画家・鉄秀とのコラボレーションによる大型作品『麒舞羅』が大阪市長賞に輝く。 アート・ディレクターとしての活躍のみならず、絵師としての活動も各界から注目されている。

※上記内容をWikipediaに投稿しました。