東 學 墨画集『天妖』制作日

墨の女の息吹くまで

ある絵師と、涙もろいプロフェッショナルたちの本造りBLOG

07年5月、パルコ出版より初リリース!!

東京ゆきの新幹線にて

東京までの新幹線。朝早くからスーツケースごろごろしながらホームにあがるとなにやら怪しげな大男が立っていた。日本一強いカメラマンこと、須佐一心氏である。彼はK-1のオフィシャルカメラマンでもあり、今日は横浜の試合を撮影しにいくとこだった。「おお、男前!!」「お、べっぴん。どちらへ?」というような会話をして車両に乗り込んだ。今日は、ガクさんと関が別々になってしまったので、しばらく眠る。
shinkan-1.jpgshinkan-2.jpg
が~って眠っていたら、寂しがりやの須佐カメラマンことすうちゃんが「みかちゃん・・・がくちゃんとこいかへんか?」「ええよ」と、16号車に移動。修学旅行生のあいだをすり抜けて、16号車にいっってみますると・・・ななななんんと寝ているかとおもったガクさんは、かわいい耳をピンっと立てて、なにやらペンを走らせているではありませんか。そっと近づくと、大学ノートに次なる作品の下絵をデッサン中・・・ある意味、っちゅうか、あらためて・・・「すげえな」と思う。眠っていた自分をちょい反省。誰も見ていないところでこの人は、ほんまに絵を描いている。楽しそうに絵を描いている。いちばん好きな絵は、次に描く絵だよ、って本当にいえる人なんだろうな。

■ このブログを応援していただけるかたはクリックお願いします ⇒
2007年12月11日 00:07  |  
« 「世界一、美しい本をつくりましょう」 | トップページに戻る | 新宿歌舞伎町を走る »
コメントを投稿


コメント


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL  http://188.jp/mt/mt-tb.cgi/727

« 「世界一、美しい本をつくりましょう」 | トップページに戻る | 新宿歌舞伎町を走る »

これまでのエントリー

東 學 近影

【PROFILE】

東 學 gaku azuma

株式会社 一八八 所属
絵師・アートディレクター
1963年、京都生まれ。
父は扇絵師である東笙蒼。幼い頃から絵筆に親しむ。 アメリカのハイスクール時代に描いた『フランス人形』はニューヨークのメトロポリタン美術館に永久保存されている。 20才でグラフィックデザイナー・アートディレクターとしての頭角を現し、主に舞台やテレビ、音楽関係などのグラフィックワークを手がける。 97年、世界的に活躍する劇作家・松本雄吉にアートワークを認められ「維新派」の宣伝美術に就任。 毎日放送ハイビジョン番組『ポートレート』の映像ディレクションにて、(財)日本産業デザイン振興会主催のグッドデザイン賞・特別賞を受賞。 03年、森田恭通氏プロデュースのニューヨーク高級ジャパニーズレストラン“MEGU”にて装飾絵画(墨絵を中心にした浮世絵シリーズ)を製作。 また、06年“MEGU”の2号店(トランプタワー店)でも装飾絵図を手がけた。 04年『ジャパンアヴァンギャルド~アングラ演劇傑作ポスター100』(PARCO出版)の装丁、 05年『林静一 傑作画集 少女編 淋しかったからくちづけしたの』(PARCO出版)の装丁。 同年、画家・鉄秀とのコラボレーションによる大型作品『麒舞羅』が大阪市長賞に輝く。 アート・ディレクターとしての活躍のみならず、絵師としての活動も各界から注目されている。

※上記内容をWikipediaに投稿しました。