東 學 墨画集『天妖』制作日

墨の女の息吹くまで

ある絵師と、涙もろいプロフェッショナルたちの本造りBLOG

07年5月、パルコ出版より初リリース!!

ゴールドフィンガーズ、東京公演大成功♪

2月22日、にゃんにゃんにゃんの日。このかわいらしい日に、こわもての関西人。全員、黒い作務衣をきたいまどき珍しいほど男臭い集団、ゴールドフィンガース、はじめての東京公演が行われました。場所は、新宿御苑、厚生年金会館のまえにあるシアターブラッツ、という劇場。
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タイトルは「蠢動」・・・蠢、という字は、「うごめく」という感じで、土の下にはもう春ですよ~ってかんじの意味です。東京は朝からあったかくて、ああ、いいてんきだねえ~~って・・・あ、嘘です。私と学さんが東京に入ったのは3時ぐらい。学さんは、例の「まつけん」様の撮影を早朝に終わらせて、京都発、12時の新幹線に乗って東京に向かいました。マネージャー村上はオオサカからのったのですが、学先生はグリーン車です。いいもんですね、ゆとりがちがいます・・・。お弁当を届けて、私は普通の指定席・・・><
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シアターブラッツさんには始めていったのですが、GFのライブをみるにはとてもいい大きさでした。朝からメンバーは仕込み仕込み仕込み。音チームもリハーサルを繰り返しています。今回の音チームのポイントは、琵琶が入ること。琵琶奏者の桜井さんとはじめてお逢いしたのですが、琵琶って・・・そう、あの琵琶法師のベンベンベン・・・ってめっちゃかっこええ音がします。いつもの音のなかに、妖艶でいて、ガンとした強さのある和の音。そばでみる琵琶という楽器は、とても美しいフォルムをしていました。
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お客様、たくさんたくさんきてくださいました。それも、ハンパじゃないすごい人たちが駆けつけてくださったのです。もしかするとお客さんの4人に1人は、舞台関係者だったかも・・・知れません。うへえ、ダメダシの嵐やったらどないしょ~・・・なんて。でも、だからこそみてほしかったんですよね。異端の彼らの正面勝負の舞台。
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東京でやるよ!!っていうと東京に住んでるふるい仲間、ブルースシンガーのあずみけいこちゃんや、雑誌編集のすみよちゃんなんかもかけつけてくれて、すみよちゃんなんて、お腹に赤ちゃんできてたりして・・・ああ、こういう再会もうれしいなあ。劇団☆新感線の主宰Iさんやら、大駱駝鑑の巨匠Mさんなんかもきてくださったし。学さんや鉄秀のあたらしいチャレンジをすごく面白がってくださいました。とはいえ・・・私は、ずっと受付をしていたので、最後の最後にちょろっとみれただけです。とほほ。まあ、でも、外で琵琶の音を聞きながら、大丈夫だろう、かっこよくやってくれてるだろうと思っておりました。なんか、鉄秀氏があたらしい技を編み出したようで、それがかなりかっこよかった、と聞いているのですが、どんなんだったのだろう。でも、こうやってフロントの人間を陰で支える人がたくさんたくさんいるわけですから、ねえ、がくさん。フロントに立つ男は、そら、魅力的でないとあきまへんわな。もっともっと、もっともっとええかんじで、かっこよくなっていくGFであるよう、祈っております。そうそう、最年少として、高校生の3人組なんてのもきてくれてたね。美術の学校で、学さんのポスターハリスでの展覧会ポスターをみたのがきっかけなんだって。
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さてと。東京公演を無事終了して、彼らにどんな次なる風が吹いてくるのやら・・・楽しみでしかたありません。

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2008年02月23日 23:51  |  
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東 學 近影

【PROFILE】

東 學 gaku azuma

株式会社 一八八 所属
絵師・アートディレクター
1963年、京都生まれ。
父は扇絵師である東笙蒼。幼い頃から絵筆に親しむ。 アメリカのハイスクール時代に描いた『フランス人形』はニューヨークのメトロポリタン美術館に永久保存されている。 20才でグラフィックデザイナー・アートディレクターとしての頭角を現し、主に舞台やテレビ、音楽関係などのグラフィックワークを手がける。 97年、世界的に活躍する劇作家・松本雄吉にアートワークを認められ「維新派」の宣伝美術に就任。 毎日放送ハイビジョン番組『ポートレート』の映像ディレクションにて、(財)日本産業デザイン振興会主催のグッドデザイン賞・特別賞を受賞。 03年、森田恭通氏プロデュースのニューヨーク高級ジャパニーズレストラン“MEGU”にて装飾絵画(墨絵を中心にした浮世絵シリーズ)を製作。 また、06年“MEGU”の2号店(トランプタワー店)でも装飾絵図を手がけた。 04年『ジャパンアヴァンギャルド~アングラ演劇傑作ポスター100』(PARCO出版)の装丁、 05年『林静一 傑作画集 少女編 淋しかったからくちづけしたの』(PARCO出版)の装丁。 同年、画家・鉄秀とのコラボレーションによる大型作品『麒舞羅』が大阪市長賞に輝く。 アート・ディレクターとしての活躍のみならず、絵師としての活動も各界から注目されている。

※上記内容をWikipediaに投稿しました。