第2回 BAR渡邊崇
ホスト=渡邊崇(作曲家) お酒と料理=室千草(映像作家)

2015年3月21日(土) OPEN16:00(CLOSE22:00)
※17:00と19:00にトーク有 ※チャージ1000円(飲み物、おつまみ付)

第二回も、不思議なことに白熱しました。なんでこんなにBAR渡邊崇は、自然に人が口を開くのでしょう。お酒のせいだけではない気がします。今回は、東京からスーパーバーテンダーの関根規友さんがお越しくださいました。いきなりのお勧めが「はっさくトニック」でびっくり。はっさくがオーナー村上のふるさと因島発祥の地と知っていたのかと思うほど。これが爽やかで美味しく、見た目にもきれいなんです。お客さんにもお勧めするとみんながこれをオーダーして、満面の笑顔でした。さて、今回のプレゼンは室さんによる「インスタレーション」。ちょっと難しいテーマなのかなと思っていたけど、渡邊さんから出される問い「京都の石庭はインスタレーションなのか?おたくの部屋をアートにしたものもインスタレーションと呼べるのか?」に、オーディエンスがそれぞれの見解を無邪気に述べていきます。広島からやってきた私の後輩クリエイターたちは、「あんなすごいアカデミー賞とった作曲家さんが、わしらに意見を求めるのがすげえ!!ものづくりで悩んでいるものがぱーっと晴れた」と目をキラキラさせて酔っ払って帰っていきました。さて、次回はいつになることやら???

※下記、案内文より

映画『舟を編む』で日本アカデミー賞の優秀音楽賞を受賞。『バンクーバーの朝日』の映画音楽など、国内外で活躍がヤバすぎる作曲家・渡邊崇氏が1日限りでバーの店主を務め、自分の鍛錬のために訪れた色んな人たちと話をし、映像作家の室千草さんがギャラリーでインスタレーションを展示すると共に一品料理とお酒をサーブする超贅沢な「BAR渡邊崇」。前回は「芸術とお金」の話題に、音楽家や美術家、クリエイターの多かったオーディエンスはまるでハーバード大学の白熱教室のような盛り上がりに。今回のテーマは「インスタレーション」!


渡邊崇/TAKASHI WATANABE
1976年広島出身、関西在住。第37回(2013『舟を編む』)日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。映画、CM等の映像音楽をはじめ、室内楽コンサート用に楽曲を書き下ろすなど幅広い活動を続けている。音楽を担当した平林勇監督作品『663114』がベルリン国際映画祭で特別表彰、毎日映画コンクール大藤信郎賞などを受賞。その他にも携わった映画がカンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭など多くの映画祭で上映。最新作は、石井裕也監督、妻夫木聡主演『バンクーバーの朝日』『ぼくたちの家族』、片岡翔監督『じゅういちぶんのいち』。CM音楽では、アサヒ『おいしい水 富士山』、大塚製薬『ビタミン炭酸 MATCH』他多数。

室千草/CHIGUSA MURO
大阪芸術大学卒業。卒業後、国内外で映像インスタレーション作品を多く発表。室の映像作品は、かぎりなく静止画に近い映像や、静止画のある部分のみを動画に 加工した作品が多く、奇妙で不均衡な状態をさりげなく展示している事が多い。近年では、2008年ハノーバークンストハレファウスト(ドイツ) 『schon-shan』展、2010年ワルシャワ国立美術館(ポーランド)『Mediators』展、他には、京都の一点物ファッションブランド NINPのコレクション映像を2010年から手がけている。渡邊崇氏とは、10年程前にとある舞台作品で知り合い、意気投合。その後、渡邊氏の2008年 発表のアルバム『Slider』のDVD集に映像で参加している。http://www.chigusamuro.com/