東學『天獄』全掲載
~『美と幻想の世界~怪しく美しい女性たち』
現代の人気画家が描いた女性像を一冊にまとめた妖艶な一冊のなかに、東學の世界をご紹介いただきました。特に見開きページで横幅4.5mある『天獄』を掲載してもらったのは、この本がはじめて。東自身が、『天獄』について語った文章も掲載されてある貴重な資料でもあります。

天獄:地球の人間たちがやってきた愚かな行為を描いた作品。立体的に書き込んだ背景とは対照的に、ハズの上に立つ仏の女像には影がない。影のない仏は実態のない薄っぺらな存在。どこを見たらいいのかわからず目線を泳がせる並の目は、それでも必死で仏をあがめようともがき苦しむ。

天妖~十二美神
薬師如来の守護神であり、干支(十二支)の守護神としても進行される十二神将を、12人の女神の姿に変えて描いた。人間の煩悩の数と同数の各神将を怪しく美しい女神として表現することで、煩悩を浄化し、昇華させたいという想いを込めた。

出版=綜合図書

Work posted= Gaku Azuma(188)

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