マメラテス 「まったく、おもちゃというものは、誰に所有権があるというのか」
ミツトン 「無論、おもちゃというものは、それぞれの犬にこそ、所有権があるというもの」
マメラテス 「ならば、それぞれの犬は、それぞれの犬のおもちゃでしか遊んではならぬということか」
ミツトン 「待て。そう興奮なさるな。そういう意味でいっているのではない。
他の犬のおもちゃで遊んでもいい場合もあろう。それには、お許し、というものがいるがね」
マメラテス 「はて、お許しとはいかなるものか」
ミツトン 「天なる父上のいうところの、良いか、否か、につきる!!」