マメラテス 「しかるによい天候であるね、よき友ミツトンよ」
ミツトン 「いかにも。しかし、これぐらいの暑さならまだよいが、きみの苦手な夏がくるよ。
もうすでにきみは帰り道、グダグダでまったく歩こうとしないではないか」
マメラテス 「君の方が、少しばかり若いせいでもあるよ。去年のいまごろは、まだ
君は生まれても居ないではないか」
ミツトン 「それは、その通りだ。1年という月日はわれわれをこうも成長させるのだね。
そしして今日はとてもよい天候だ」
マメラテス 「ミツトン、きみはとても楽しそうな顔をしている。
より、良く生きることを探求するわれわれとしては、
自由に走り回れるこの芝生のうえほど、幸多きパラダイスはないといえよう」
ミツトン 「まったく同感。マメラテス、おぬしもとても嬉しそうな顔をしているよ」
これからもよりよく生きることに精進したいものであるね」