PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
むうん姉さん。
元気ですか?
あたしたちはあれから大阪におうちに戻りました。
ぐったりと眠って、それから
次の日にはママにおもいっきりシャンプーされてしまって、
毛がふかふかです。いい匂いね、といわれます。
でも、
あたしはあの稲刈りがおわったあとの田んぼでの感触がまだ
肉球にしっかりのこっています。
ザクザクザクと、藁を踏みたおしながら、むうん姉さんの尻尾をおいかけて
走るあの感じが思い出されてなりません。
からだがうずうずとして、思いっきり走り回りたくなったから、
芝生の公園にいったんやけど、
なんか違うねん。
お日様の匂いが違うねん。
草の匂いが違うねん。
むうん姉さんはどうしていますか?
おでかけですか?
いつものように近所めぐりをしていますか?ポテトちゃんたちと遊んでいますか?
また遊びにいってもいいですか?
きょうもいい天気ですね。
うちの窓からはビルしかみえないけど、それでも、ときどき
鳥やカラスが遊びにきます。
ここはここで、好きなものがたくさんあります。
ママは山にいるときとぜんぜんちがって、パソコンにむかって
いっしょうけんめい仕事をしているみたいです。
ママも田舎のコだから、
夏休みのあとはいつも寂しい気持ちになるんだって。
でも、
自分の居場所を愛してあげないと・・・っていいます。
まめとみつがいてくれるから
わたし、ここが大好きよ、っていってくれるから、
そっか、とおもって
うれしくなっています。
むうん姉さん。わたしも、むうん姉さんのような
いいおねえちゃんになりたいです。
みつのこと、いじめてばかりはあかんってわかりました。
おねえちゃんになるのは
ちょっといやだったけど、むうん姉さんをみてたら、
おねえちゃんもいいなとおもいました。
また
手紙かきます。