思い出は永遠である。その、誰のものでもない
唯一無二の思い出を
一生のモチーフとして描き続けている
アーティスト山口ヒロミさんが、今日、先日購入させていただいた
銅版画を持って、うちにいらしてくださった。
南堀江のご自宅から、自転車でやってきて、汗を拭きながら、
まあ、このあたり私もお散歩コースよ、
本当にご近所さんよね、と笑う。
まめがいつものように大喜びで出迎えたあと、
たった1杯の冷たいお茶だけで、
気が付けば5時になるよ、というぐらい山口さんとの
会話が続いた。娘さんのこと、ご主人のこと、仕事のこと、
現代病のこと、田舎のこと、文章のこと、
夫婦を永らえさせるものについて・・・少し、人生の先を歩く
ヒロミさんの大らかな笑い声は、
今の私のおおきな支えになる。
私みたいな人生なんて、
めったなことではやってこないよ、大丈夫と、
背中を押される。
大丈夫。
きょうの風が
きょうのあなたを許すから。
そんな1日。