「ああやれんのう、こがあなつらい目に、なんで遭わにゃあいけんのかいのう」-。
65年前のこの日、ようやくにして生き永らえた被爆者、
そして非業の最期を迎えられた多くのみ霊と共に、あらためて
「こがあないびせえこたあ、ほかの誰にもあっちゃあいけん」
と決意を新たにする8月6日を迎えました。
広島の秋葉市長が、
ふるさとのことばで「平和宣言」をしていたから、
思わず、手をとめてNHKに釘付けになる。
こがあないびせえこたあ、
あっちゃいけん。
耳を疑うような懐かしいことば。死んだばあちゃんが、
本当にしゃべっているようだった。
もう、広島でも若い人たちは知らない方言なんじゃないのかなあ。
あれから65年。
8時15分。
たった1分間の黙祷を
忙しさに紛らわせたりしたく
ないよね。
※写真は、本日より東京シアターコクーンにて上演されている
つかこうへいさんの舞台『広島に原爆を落とす日』。宣伝美術はガクさんです。
興味がある方はぜひ。大阪公演もあります。