まめを好きでいてくれた、
とある雑誌の編集者の訃報が舞い込んできた。
まめを好きでいてくれて、
実家の九州でも、柴犬を飼っていたからと可愛がってくれて、
出版パーティにもきてくれたし、
リヴァーカフェで何時間も犬トークをした。
目の小さいまめに、
「柴犬界の小西真奈美」というキャッチフレーズを
つけてくれたのも彼女で、
私はそれがとても気に入っていた。
まめを好きでいてくれた人が
あの満月のはしごをあがっていった。二冊目の本ができたら
いちばんにビールを飲もうと
思っていたのに。間に合わんかった。
急すぎる。