毎月20-21日には、四天王寺さんに古道具市がたつ。
その昔、この市で写植箱を見つけて、言葉の作品をつくったことがあったし、
なにかしらそういう出会いがあるといいなあ、と思いながら。
とはいえ、晴天の11月。ものすごい人出で、犬連れでは歩けるどころじゃなく、
諦めてかえろうとしたところに「大阪売店」の看板をみつけた。
キャップをかぶってエプロンをつけて、売り子になって
お客さんに「ヘルメスソース」や「たこやき粉」を勧めているコピーライターの
先輩の姿。「大阪への恩返しかも」といって、地道に活動を続ける彼女がとても
素敵に思えた。
ものを売る。いくらかのお金を直接受け取る。
ちょびっと負けたり、おまけしたりする。いらんことゆうて笑う。
そんな、昔からの大阪の姿がある
四天王寺さん。