東 學 墨画集『天妖』制作日

墨の女の息吹くまで

ある絵師と、涙もろいプロフェッショナルたちの本造りBLOG

07年5月、パルコ出版より初リリース!!

【ABOUT】 『天妖』書籍概要

劇団「維新派」のアート・ディレクションを筆頭に、日本の演劇・舞台シーンにおけるチラシデザインを200種以上も手がけてきた関西の異端的グラフィックデザイナーにして、絵師「東 學(gaku azuma)」。父は、京都の扇絵師・東笙蒼、その純日本的な血から産み出される墨画(bokuga)は、数多くの熱狂的なファンを持つ。細密な線で描かれたその画面には、日本という場所がもつ美意識が凝縮され、色を排除した墨だけの画面でありながら、見るものに強烈な色彩感覚をもたらす。 本書は、「女」と「花」を取材に、現代浮世絵の最高峰を極めた作品を一堂に収録し、造本そのものを含め天才画家「東 學」の美意識を追う。長年、作品集の刊行が待たれたが、今回が、初の作品集刊行。

タイトル 東 學 墨画集 『天妖』
書籍仕様 A3判変形 116頁 墨画作品51点=オールカラー テキスト=活版印刷
用紙=特漉き和紙 (内、作品タイトル頁は別漉き透かし入り)
上製本・刺繍入り布貼り・箱入り・輸送用箱付き
刊行予定日 2008年 1月
刊行予定部数 500部限定 (エディションナンバー入り)
定価 59,850円(税込) 本体価格 57,000円
ISBN978-4-89194-771-2 C0071 \57000E
発行元 PARCO出版
〒150-0045 東京都渋谷区神泉町8-16渋谷ファーストプレイス

【STAFF】

画・装丁 東 學
監修 桑原茂夫(カマル社)
序文 高橋睦郎
撮影 伊東俊介
編集協力 笹目浩之(ポスターハリスカンパニー)
村上美香(一八八)
プリンティングディレクター 築山万里子(アサヒ精版印刷株式会社)
印刷・製版 アサヒ精版印刷株式会社
製本 株式会社DNP製本

これまでのエントリー

東 學 近影

【PROFILE】

東 學 gaku azuma

株式会社 一八八 所属
絵師・アートディレクター
1963年、京都生まれ。
父は扇絵師である東笙蒼。幼い頃から絵筆に親しむ。 アメリカのハイスクール時代に描いた『フランス人形』はニューヨークのメトロポリタン美術館に永久保存されている。 20才でグラフィックデザイナー・アートディレクターとしての頭角を現し、主に舞台やテレビ、音楽関係などのグラフィックワークを手がける。 97年、世界的に活躍する劇作家・松本雄吉にアートワークを認められ「維新派」の宣伝美術に就任。 毎日放送ハイビジョン番組『ポートレート』の映像ディレクションにて、(財)日本産業デザイン振興会主催のグッドデザイン賞・特別賞を受賞。 03年、森田恭通氏プロデュースのニューヨーク高級ジャパニーズレストラン“MEGU”にて装飾絵画(墨絵を中心にした浮世絵シリーズ)を製作。 また、06年“MEGU”の2号店(トランプタワー店)でも装飾絵図を手がけた。 04年『ジャパンアヴァンギャルド~アングラ演劇傑作ポスター100』(PARCO出版)の装丁、 05年『林静一 傑作画集 少女編 淋しかったからくちづけしたの』(PARCO出版)の装丁。 同年、画家・鉄秀とのコラボレーションによる大型作品『麒舞羅』が大阪市長賞に輝く。 アート・ディレクターとしての活躍のみならず、絵師としての活動も各界から注目されている。

※上記内容をWikipediaに投稿しました。