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葛の葉姫
和泉市の葛葉稲荷神社には、陰陽師・安倍晴明とその母である女狐の物語が眠る。その一幕、幼少期の清明と狐に戻った母の別れの場面を、広重は小倉百人一首の歌を添えて描いたが、平成の浮世絵師・東學は色を抜き、母の想いに焦点を絞る。葛の葉を描いた着物からするりと抜け出した白狐。白狐が残した歌とともに魂が子に残る。

書 永山玳潤

東 學

絵師/アートディレクター

1963年京都府生まれ/大阪府在住/日本の舞台・演劇シーンで数多なるポスターデザインを産みだす異端的アートディレクター。また、墨を糸のように操り、森羅万象における命の美を描く絵師。2003年N.Y.のレストランの装飾画として描いた遊女シリーズを皮切りに多くのファンが生まれ、2007年墨画集『天妖』を出版。2014年、歌舞伎役者・片岡愛之助とコラボした墨絵のライブパフォーマンスが圧巻。

original

小倉擬百人一首 中納言兼輔

歌川広重

和泉市久保惣記念美術館 収蔵品


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