「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

スイカ売り。

080715-suika-1.jpg
まめ。スイカ売りって知っていますか?
その名のとおり、スイカを売るのです。ふつうは収穫したスイカは、
市場に出荷するのですが、おとうちゃんとおかあちゃんは、スイカだけは自分の手で
お客さんの顔を見ながら売りたいということで、30年来、収穫したスイカを
トラックにのせて三原や土生に売りに行きます。
わたしは、昔から、スイカを暑い中、1軒1軒売りにいくなんて、ちょっとそれしんどすぎない?って
思っていました。しんどいというより、売りに行くというのが、なんだか、
きっと玄関先で「いらん」って断られたり、いろいろあるんだろうなあ、って・・・
080715-suika-4.jpg
でも、おとうちゃんはいいます。
「俳優のひとがテレビや映画にでるより、劇に出たいということがあるじゃろう?
それといっしょでわしらも、お客さんの顔をみながら商売するほうがおもしろいんど。
うまかった~、だめじゃった~、というのがすぐにわかるから、
絶対に信用を裏切られんけ~のお。」
おかあちゃんはいいます。
「でもねえ、おとうちゃんはスイカの顔ばっかりみよってから、
お客さんの顔はいっこも見んのよ。売れんときもあるし、少しはスイカ~スイカどうですか?って
声をかけてくれたらええのに、それはお母ちゃんの役で、お父ちゃんは
スイカの顔だけ!!!!ま、スイカの顔みるんは、お母ちゃんにはできんけどね」
080715-suika-5.jpg
きょう、おかあちゃんについていったのは土生の小さな商店街。
昔はかなり賑わった町。小さな広場に車を止めると、おじいさんおばあさんが、手押し車をついて、
「スイカじゃ、うちももらおう」「3つ、おくれ」「小さいのがあるけ?」
と、次々にお客さんがきます。おかあちゃんは、くるくるとうごいて、
「あら、先生、久しぶりじゃね。げんきな?」「まあ、藤田さん、ことしもありがとね」
と、声をかけて、スイカを売ります。
080715-suika-3.jpg
写真に写っているのは、藤田さんというご夫婦で、
おかあちゃんが30年来お世話になっている方。おかあちゃんがいくと、
この「藤田さん」がお客さんをたくさん呼んできてくれます。注文もとってきてくれて、
それから、「藤田さんのお父さん」が、おばあさんのかわりにスイカを家まで運んでくれる役を
してくれます。なんだか、すっかり役割分担が出来ているのです。
おかあちゃんはおとうちゃんがいないときでも立派にスイカの顔と、お客さんの顔の両方をみて、
くるくると「はい!800円。50円おまけね」といいながら、楽しそうに
スイカを売ります。ものの30分で、持ってきたぶんは完売。
080715-suika-2.jpg
恐れ入りました。

おかあちゃん、すごいです。

まめ。おばあちゃんのことですよ。覚えてる?

2008年7月15日 00:13  |  
« ご近所。 | トップページに戻る | 桟橋。 »
コメント (1)

来年、手伝いたい!!ご迷惑じゃなかったら手伝わせてください。

コメントを投稿


コメント


« ご近所。 | トップページに戻る | 桟橋。 »
     

月間アーカイブ

最近のエントリー