本と雑貨のセレクトショップ、
ヴィレッジバンガードさんにまめの本があったよ、と
かなえにきいていってみると。
あった。
まめの本は犬小屋にいれてもらって、
とても大事に、たくさんのコトバで囲んでもらって
その場に溶け込んでいた。
まめの本がこうやって可愛がってもらっているのと
同じように、あたりをみまわしてみると
料理の本も、美輪さんの本も、精神論も、SEXの本も、メメントモリも、
ここの本はどの本も、
ヴィレバンならではの愛をもって、ここに堂々とある。
新作だからとか、流行だからというのではなく、
店のスタッフさんの「好き」、「読んでほしい」って声が、
売り場全体にこだましているようなお店。
出会いの奇跡がいっぱい落っこちているから、
こちらも見逃さないように、
目をくりくりさせながら、歩くのだ。
まめの本に添えられた、数々の手書きコピーは、
店長のTさんがご自身で、
書いてくださったそう。
「僕も犬をかってて、実家に置いたままで、いま13歳になるんです。
気になって気になって・・・」
アメ村の母犬、
母のように迷える人間に手をさしのべて、味方してくれる犬と
そこには書いてあった。
本当にアメ村の母のような犬になれるといい。