PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
おねえちゃんになる。
おねえちゃんにならなきゃ。
おねえちゃんになってしまった・・・
あたしいは、「おねえちゃん」という生き物になったらしい。
おねえちゃんってなに?
おねえちゃんってえらいひとなの?
きょうはままと、ままのトモダチのちえちゃんと旅行です。
ままの大好きな奈良の室生村、ってところには、「むうん」ちゃんという5才のおねえちゃんが
いるんだって。レトリバーと秋田県のハーフちゃん。
ままは「おねえちゃんになるお勉強だよ」っていうんだけど、おねえちゃんになるの、
そんなに勉強しないといけないのおおお?お勉強はちょっとめんどくさいな。
でも、「むうん」ちゃんってとってもきれいで、かっこいい女のひと、って感じで、あたし、
わ、すっごい友達になりたいってすぐにおもったの。で、
「あたし、まめ。いっしょにあそぼー」ってはじめにいったんだけど、あたし、いきなり怒られた!!
なんでかなあ、ってずっと考えていたんだけど、
ここはむうんちゃんのおうちなんだって。だから、公園でお友だちになるのとはちょっとちがって、
むうんちゃんのおうちで遊んでもいいですか?とか、ちゃんとご挨拶してからじゃないと、
いけないんだって。でも、そんなことよくわからなくて、「あそぼーよ~」っていったんだけど、
はじめはむうんちゃん、ちっとも遊んでくれなかったの。ええ~、奈良ってつまんない~って。
ちょっとさみしかったんだ。だから、ちょっとはしっこで静かにしていたの。
そしたら、むうんちゃんのお母さんが出てきて、「まめちゃん、きてくれてありがとう。
ここはむうんちゃんのおうちだけど、むうんゃんといっしょにあそんでもいいよ~」って、
むうんちゃんをよんできてくれたの。あたし、「ええ~怒られたし、ちょっとこわい~」って思ったけど
本当は、超かっこいいおね~さん、ってかんじのむうんちゃんにあこがれていたから、
あんなになりたい~って思って。「あそびたいな」って思いがいっぱいになった。
そしたらなんと、むうんちゃんが「まめちゃん、さっきはごめんね。ここはお客さんがたくさんくるところだから、してはいけないこととかいろいろあるんだ。まめちゃんは、みかままのとことの子だから、これからもきっと遊びに来るでしょう? ただのおきゃくさんとはちがうから、ちゃんといろんなことを教えてあげたいなって思ったの。ちょっとびっくりしたとおもうけど、ね、あそぼか!!」
「やった~!!!」