「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

今日気付いた感情

朝、会社にやってきたばかりで
あついあついあついあついとクーラーの
風をあびまくっている佳苗に無理やり、聞かせる。


美香「なあ、今、気付いた感情があるんやけど」

佳苗「・・・・あ、はい」

美香「ボランティアとか、義援金とか、PLAY FOR 西日本とか、
なんかそういった災害のための活動とかあるやん?」


佳苗「(・・・あっつ)・・・ありますね、(あつっつ)」

美香「で、これまで熊本とか東北とか、そういった離れた場所に対して、
自分も自分たちも、想いをもってプロジェクトとかでも何か活動をしかけようとか
動こうとかしてきたと思うんだけど、なんか、自分が被災者の立場に
なってみたら、なんか、そういった動きを自分から仕掛けることに
二の足を踏むというか、自分で動くのはいいけど、ほかの地域の人に
呼びかけたりできない理由がわかったきがしてん」

佳苗「ほお ほお(あっつぅうう)・・・」

美香「それはな~ なんか、そういった活動って、個人の自由やし、
いろんな個々の考えがあっていいし、あって当然やし、そんななかで、
こと自分のふるさと、というエリアは私にとってはやっぱり特別なわけで、
それで、たとえば、ボランティアいかない?とか
いってみて、「あ、興味ないっす」とか「ちょっとそういうのは苦手で」とか
言われた場合、その人個人のことだけなのに
私自身のアイデンティティすべてを否定されたような気持ちになる可能性があるのが
恐くて、声をかけられないんじゃないかと思ったんだ。」

佳苗「あー、なるほど」

美香「たとえばさー けいちゃんとこの福井の大野でさー
なにか災害があって、私の故郷のためになんかしてくれーって言いにくない?」

佳苗「できないですね(あっつ・・・ふう)」

美香「うん、その理由をね、ただの、へそまがりな感情かと思っていたのだけど
アイデンティティを否定されたくないんだ、そこは
意地でもさわってほしくない聖域なんだ、ってことがわかったんだ。
その人はなにも悪くないのに、こっちが勝手に思ってしまうんだろうけど。
だからさ、はじめてこっちがわってか被災者側?のデリケートな感情、ってものを
立場的に感じてみて、自分の肌感覚でおもったいろんなことを
今は覚えておこうと思ってて。」

佳苗「ほうほう」

美香「です!!」

佳苗「りょうかーーーーーい!!」




2018年7月20日 02:06  |  
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