「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

マチオモイの旅~東豊浦帖

20120415-kura-1.jpg
「東豊浦帖」ってのはパパのふるさとのマチを
ムービーにしたマチオモイ帖のひとつ。
心臓破りの坂が続く、国道(=酷道)をのぼってのぼって
のぼりきると「暗峠」という、
奈良との県境があって、そこには昔、牛がいたんだそう。
20120415-kura-2.jpg
とたん、東大阪市とは思えない田園風景が広がっていて、
洗濯物を干していたおばあちゃんが、まめみつをみつけて、近づいてくる。
よっちゃん(=なくなった実祖母)そっくりで、
こっちがびっくりする。このおばあちゃんにやさしくしよーっておもう。
20120415-kura-3.jpg
暗峠=くらがりとおげ、といいます。
昔ロケできたような、きてないよーな・・・いや、やっぱ来てるよなあ、とか
思いながら。あのときは、俳優の緒方さんだっけ?とか。
ここに牛がいたなんて・・・
いや、想像ができるぐらいタイムとリップ感。
20120415-kura-4.jpg
暗峠の脇の道をもうちょっと登ってみます。
がんばってのぼると、生駒山頂のほうまでいくそーですが、
そこまではいきません。
昔はねえ、ここでねえ・・・マチオモイの旅は、その人の思い出を
追体験する旅。
20120415-kura-5.jpg
つくしとほうれんそうを手にいっぱいにもって
畑からもどってくるお母さんに遭遇。つくしを意外にも食べたことがない私は、
「つくしですか?」と見せてもらう。
「あげようか?」
「うん、ほしい!!」

いっぺんにお母さんとなかよくなって、つくしの料理を教わる。

「また、ここを通ったら、寄ってね」

マチオモイの旅のルール。おばあちゃんにやさしくすること。

20120415-kura-6.jpg
小さなマチオモイの旅は、

やはりとても純粋で、なにもないから、みつける楽しみ。

それがクリエイティブってものなのです。

2012年4月15日 23:47  |  
« マチオモイ桜 | トップページに戻る | 表情 »
コメントを投稿


コメント


« マチオモイ桜 | トップページに戻る | 表情 »
     

月間アーカイブ

最近のエントリー