「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

でこぽん出荷!

20110212-deko.jpg
3連休を利用して、でこぽん摘みのお手伝いをしようと
意気込んでいたのですが、自然はそう簡単に相手をしてくれません。
雪が降ったり、風が吹いたりして、
柑橘畑にいける天候ではないとの判断で、私は、母のサポートで
荷造り作業。全国からたくさんの注文をいただいていたのですが、
田舎のパソコンを入れ替えてから、ヤマト運輸のパソコン入力用伝票が対応できず、
なんと全て「手書き」での伝票制作となりました。指にタコが
できるぐらいボールペンで住所を書いて、「ああ・・・字がどんどん下手になってる」
と、実感・・・。それでも1通1通、書くたびに
「この箱は、岐阜にいくんだ」「この箱は、北海道にいくんだ」
いろんな人から人への思いが交差するんですね。

今年は、収穫の寸前だというのに、ひよ鳥やメジロといった野鳥がたいりょうに
でこぽん山に押し寄せて、戦いながらの収穫だったそうです。
美味しい匂いを、ちゃんとわかっているんですね。ちょっとでも野鳥につつかれたでこぽんは、
それでお陀仏・・・もちろん売り物になりません。野鳥を追い立てながら、
ちょっとの時間も惜しんでの収穫だったらしいです。

風あり、雪あり・・・鳥だけじゃなくて、自然というものは簡単ではありません。
でこぽんの葉っぱにはトゲとげがいっぱいあるので、ちょっとした風でも、でこぽんの皮の表面には
キズがつきます。 残念ながらキズがついたでこぽんは、これまた売り物にならないのですが、
あまりにもおいしいので、
母は、でこぽんジュースをつくってくれます。たぶん、このでこぽんジュースは世界一のうまさ。
まあ、そんなこんなで、自然というものには勝ったり負けたりするレベルではないってことが
わかるのです。雨が降ったり、風が吹いたりで、一喜一憂するのですが、そのことこそ、
父は「面白い。百姓のだいご味だ」というのです。

三連休だから、3日、まるごとでこぽん摘みをして父を手伝える、と思っていた私の目論見は
みごとにハズレ・・・。役立たずの無力なじぶんに出逢って、
因島の海にここちよくひれふすのでした。

※ご注文いただいたみなさま、明日かあさってには、届くと思います!!
ありがとうございました。もうちょっとは出荷できそうなので、ご希望の方がありましたら、
メールくださいね。(なくなってるかもしれません)

2011年2月12日 20:23  |  
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