「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

朝六時。

火曜日は朝九時から、
土曜日は朝六時から、
道頓堀の戎橋周辺では地元商店街の方たちや、
有志が集まって、おそうじをしています。
もう2年もその活動を続けていらっしゃるという方とお話をしたのですが、
八尾から毎週通ってきているとのこと。
きっかけは「あまりにも汚いからです。それだけ」

土曜日の朝六時。
「観に来るだけでも価値がありますよ。
 ときどき人間のウンコ、落ちてますから・・・」

「え、人間の?」

と、その方はおっしゃった。

私は、月を見ながら歩くことはよくあっても、これまで
地べたをもんなにも見つめながら歩くことはなかった。まめとみつと散歩をするまで。
地べたをみながら歩いていると、ミナミの町は危険がいっぱい。
こんなにも人は、
ガムをぷいっとそのまま捨てるんですね。黒いシミのような、べっとりした跡、あれぜんぶガム。
こんなにも人は、
タバコの吸殻を捨てるんですね。ウッドデッキの木と木の間、灰皿状態。
人間が、道頓堀でウンコしている姿をわたしはどうやって
想像したらいいのだろう。
犬のウンコはよその子でも、最近は片付けるようにしているんだけど。
20110222-doton.jpg


小さなこの町を、小さなこの星を、
きちんと自分ごとにできたら、もっと世の中はすてきになるはず。
大企業の数字上や商売上のエコより、
私はこっちの方が信じられる。

2011年2月22日 22:00  |  
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