PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
ミナミの精華小劇場が、
取り壊されることになった。
きょうは、関係者や劇団員たちがあつまって、
その正門解体式。ロゴの作者であるガクさんに、
正門デザインを担当した、
維新派のたるとにぎゃるお。
桜がまだ咲くちょっとまえの、
卒業式のような、午後1時。
少なくとも
アタシは味方ですよ。
世の中にやさしくありたいと思っている思いや行動と、
自分のヘソはつながっているはずなのに、
へそまがりのままの
しょうもない自分がきょうも
へそをまげて、
突っ立っているぜ。
お日様のなかではしりまわって、
夕方になって
お腹がすいてもどってくる。
ちょっとまってね。すぐ支度するからね。
じゃがいもやにんじんをゆでて、
今日はコロッケをつくる。ちょっとまってね、
大好きなのつくってあげる。
ごはんの炊ける匂い、
ちょっとまってね、
揚げたてをたべようね。
テレビでもみててね。
ごはんができたよ。
きょうも、いっしょに食べようね。
最近、ただただ歩いていた道頓堀が
店だけでなく、どんな人たちのどんな愛情によって
続いているのか、が、
少しずつ見えてきている。
ラッパーのSHINGO西成さんがいうてたけど、
1年2年で消えていく店でのうて、
何年も根をはる店のつならりを大事にしたい。
地元ですねん、というにはまだまだ新参者の自分ではあるけど、
ミナミの町がもっともっと
可愛らしいと思えるようになっている昨今。
内田裕也さんにこんなに夢中になったのは、
きょうがはじめてだ。
地元、道頓堀で行われた東日本大震災の支援イベントを応援に
きてくださった。3日前に突然、決まったそうだ。
現場で、超微力ながらもお手伝いしているところに、
真っ白のロングヘア&黒いスーツ姿の裕也さんが現れて、そのオーラに驚き、
図らずも追いかけてしまった!!!笑
桑名さん、ジョー山中さん・・・など、いや、他にもよく名前は知らないんだけど、
すごいロックの人たちが道頓堀に集まって、
義捐金活動を支えてくださった。
桑名さんとアンルイスの息子、ミュージクン が、大人だった。
赤い髪をしていた。
ああ、ただのミーハー日記になってしまった。
でもこうやって、人の心をがっとつかんで熱く出来る人なんだな、と
改めて思う。
今頃、ドイツで佐渡さんも、支援コンサートだ。
ドイツの人たちの心を、がっと掴んでいる頃だろう。
どこでだったいい。
がっと掴んで、がっと支えあおう。
お知らせです。
もともと「道頓堀の川開き」として予定されていたミナミのイベントが、東北地方を応援する応援デーとして仕切りなおし、みんなで頑張ることになりました。私も、お手伝いにいきます。ミナミに遊びにこられたかたは、ぜひとも、よってください。ミナミの名店や名産品がブース出展してます。内田裕也さんのライブとかもあるみたいです。
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『東北関東大震災 がんばれ応援デー【道頓堀会場】』
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ミナミエリアの「ど真ん中」に位置する道頓堀商店街で、
「食」や「ライブ」の催しを行います。会場内に義援金受付ブースを設置します。
日時■3月26日(土)11:00~20:00※荒天中止
会場■道頓堀/旧角座跡地(大阪市中央区道頓堀1-4-20)
内容□食や名産をテーマにミナミの名店や各地の名産品店などがブース出店!
道頓堀今井(カレーうどん)、新世界串カツ元祖だるま(串カツ)、道頓堀くくる(たこ焼き・ドリンク類)、
四季自然喰処たちばな(地ビール)、道頓堀みつる(串焼き)、大寅(てんぷら) 他
諸国漫遊大阪マーケット(大阪産品の販売) 他
【とんぼりリバーウォーク会場】
応援ライブ 13時30分~
BBウエイブ(ダンスユニット)、funnykash(ロック)
左合井マリ子(ポップ)、ミニライフ(ロック)
頭を動かすか、
手を動かすか、
頭しか動かさない人か
手しか動かせない人か、
両方やっちゃえる人か
両方ダメちょこりんなやつか。
手をちゃんと、動かして、汚して、嫌なところにも手をつっこんで、
匂いや感触やら、悲鳴やら
からだで記憶しながら、このからだに覚えさせておこうと思うのです。
泥だらけの爪はかわいいし、
あかぎれだらけの指先もかっこいい。
この手が、頭よりはやく、動けばいい。
シゴトを越えて、
話せるひと
分かり合える人
家族にもなれるほど親しくなる人、
分かち合える人。
どちらかというと、そうありたいタイプだ。
境目とかわからない。
立場とか、わかるけど、そのまえに人として
向き合えるひとと
いい環境をつくっていきたい。
そういう人と、
深くなれる。うれしい。
誰もがじぶんにヒジョーに関係ある分野になると
イジョーに反応するのかもしれないけど、
農家の娘として、ほうれんそう農家の人が気の毒でならない。
状況の話ではなく「言い方」の問題だけの話なんですが。
自粛ってなに?
ちゃんと、出荷停止、といってくれないか?
でもま。お父ちゃんなら、
黙って受け入れるんだろうな。お母ちゃんは、とてもザンネンがって、
お父ちゃんにくいさがるんだろうな。
お父ちゃんは、黙っとけ、と
いうんだろうな。
そういえば、お彼岸です。
9月のお彼岸はじぶんの誕生日なので、お彼岸ムードはないのだけど、
3月のお彼岸は、「あ・・・お彼岸や。」と思うのです。
千日前のおはぎやさんが忙しそうでした。
「あ・・・お彼岸や」と、千日前にもどったころに思い出して、
「あ・・・一心寺にいけばよかった」と思うのでした。ま、次に思い出したときに
ふらっといこ。
で。寿司用のあげを黒門市場で30こぐらい
買い占めてしまっていたので、どうにかせんととおもって、
いなり寿司をつくることにした。3月生まれの友達の顔、弟の顔、
思い出しながら。
なんとなくの気晴らしと、
春への願いと、
一家団欒のトモとして。
おねえちゃんに、
甘える。
上六にできた新歌舞伎座の
杮落とし公演「テンペスト」。ガクさんの沖縄取材からスタートした
このお芝居も50回の上演をえて
千秋楽を迎えた。
楽屋ではみんなが口々に、
「千秋楽おめでとうございます」 という。
とくに大阪公演は、途中の震災を経て、
キャスト&スタッフがいろんな想いをもって、こぎつけた
千秋楽である。思いも格別。
生瀬さんも、仲間ゆきえさんも、最後までもんもんと
たくさんの矛盾や不安や無力さや思いがはちきれそうになりながらも、舞台にたったんだと
思う。
みつ、走れ。
太陽をいっぱいあびて、
好きなだけ、走れ。
まめ、走れ。
泥んこまみれになって、
思いっきり、走れ。
この世で出逢った、
サイコーの
むすめたち。
まめ、走れ、
みつ、走れ。
「もう娘さんたちの散歩にはいかれましたか」
と、携帯には美しい日本語でメールしてくるアントン先生。
ちょうどいくところだったので、WELCOME!!
そういえば、品川駅にはかつてないほど大勢のフォーリンガイズが、
関西をめざしてやってきているという。
よっしゃ、まかせとけ!!
1冊目のまめの本、
「ぼくらは簡単なことばで出来ている」を、
いろんなひとに配ってあげたい、と夕方まおちゃんがいうので、
あの本に収めたいくつかのコトバを思い出す。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この町のおばあさんにやさしくしましょう。
そうすれば
遠くにいるあなたの家族もどこかの誰かに
やさしくしてもらっているはず。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
久しぶりに読み返してみて、
昔書いた自分のことばに、救われている自分がいるなんて
不思議だ。でも、もういちど、
自分のコトバを信じられるような気がしてきた。
この町のおばあさんに
やさしくしています。
誰もが、のぞまなくとも少なからず不安定にあるなかで、
いつもをいつものように
つないでいこうと思うのに、
心の奥になにか、ひっかかったまま。
こういうときは
黙って受け止める。そして、
しっかり食べる。
きょうは、
こうちゃんの誕生日
赤ちゃんになって 生まれた日
おとうさまも
おかあさまも
祝ってくださる
うれし うれし パチパチパチ。
♪♪♪
誰の誕生日になっても、うちの家族はこの歌を歌いあう。
頭をゆっくり撫でながら、
心から生まれてきてくれたことに感謝して。それぞれが成長してからは、
遠くに離れているけれど、電話で、メールで、ファックスで、
この歌を送りあう。
幼稚園のときのお誕生日会の定番ソングだった。
誰か知ってる人いるんかな。
そこに光が
灯ることのすべてに
ありがとう。
リアルな生活が充実していることを、
リア充というとうちのガールズたちが教えてくれた。
ツイッターやネットのなかでの用語だ。
ネットやテレビのなかでたいへんなことになっている日本があって、
大阪の街にでると、
おだやかな春の陽光。
リアルってなんだ。
大阪では梅が咲いています。
とてもいい匂いです。
春は、そこまで、そこにあります。
どうか、
希望を捨てないでください。
パンドラの箱をあけたとき、
最後の最後に箱のそこにあったのが、
希望、
というコトバだったそうです。
胸がざわざわして、とても不安定なきもちのまま、
まめとみつをつれてミナミの道を歩きました。
せめて、自分の街は自分で守らなきゃ。そんなきもちで、
リヴァープレイスに散らばっているゴミを無心にあつめていました。
袋いっぱいになったので、立ち去ろうとしたら、
声をかけられました。
ふりむいたら、
黒い帽子をかぶったおばさんがいました。
ごくろうさま、
と、チョコレートをくれました。
不思議な感覚でした。魔法使いのおばあさんのような人でした。
自分自身の手にできることはとても小さいけど、
このチョコレートが、
今日、とても不安な想いをしているあなたのところまで
届きますように。
アントン先生が夕方、
散歩につきあってくれるというので、
ひさしぶりのイングリッシュ・トーキング。
繰り返ししゃべってないとほんま、かんたんに忘れてしまう。
この波をキープしてもうちょっと
いけるとこまでいっときたいぞ。
大阪市の中学校はお弁当のところがまだ多いらしいですね。
お弁当という親子の会話みたいなものを大事にする風潮があるようだけど、
そうできない家庭もあるわけで
橋本知事が給食導入を呼びかけているらしいです。
インタビューに答えていた母親たちは、口々に「たすかるわあ」・・・。
でも、お弁当をちゃんと食べたかどうか。
ウンチをちゃんとしたかどうか。
そんなところが毎日のいちばん大事なみえない会話だったり
するんだよねえ。
と・・・食欲がちょっとなくて、下痢つづきのまめを心配しながら、
子どものいる家庭のゲンジツって、
どんなんやろと
考える。
最近、みつが調子こいて超げんき。
このとおり。
晩ごはんのときはパパの足元にいる。
眠る時はママの足元でねる。
まめが決めた、
決まり。
ほっとけない性分の人は、
それが正しい道なんだろうし、
そうでない人は、
それもその人の正しい道なんだろう。
自分のものさしだけではかっちゃいけないって
よくいわれるけど
自分のものさしをもう少し、
信じてもいいとおもうこのごろです。
シンフォニーホールはいつも、なぜか、雨。
きょうは佐渡さんのご招待で、
BBCフィルハーモニーと辻井のぶくんの
コンサートにいきました。
このひとは、どうしてこんなにもかっこいい背中をいつも
魅せてくれるんだろう。
背中をみせてくれるだけでなく、振り向いて、がっしりとハグしてくれる。
大丈夫やで、と絶対にいってくれる。せめて、
この背中を見失わない距離で、走っていたいといつも思う。
でも速度をゆるめる勇気も、オンナにはときに必要だから、
帰り道、ひさしぶりに和美と、
いろんなはなしに花が咲く。
根と翼。
背伸びしたコトバの世界だけでなくて、
一歩一歩踏みしめる自分の生きていく道と、自由自在の可能性。
メンデルスゾーン、
ラフマニノフ、
ベルリオーズ。
世話をする。犬の世話をする、人の世話をする、
花の世話をする、いらん世話までやく。
あちこち気になる世話が
終わった頃にはつかれて眠る。
自分の世話など、
お風呂につかったときぐらい。はあ、世話が次から次へ
押し寄せてくる。
ぜんぶ、ちゃんとしたくなる。誰にもさみしい想いをさせない。
はあ、次から次へ。
でも、それぜんぶ自分のためです。
誰のためでもありません。ぜんぶ、自分のため。
迷惑をかけたりかけられたりしながら
そこに人とかかわり、人と生きているしあわせがあることを
知るのです。
あ、犬も。
春になったら、
海にいこうね。
おにぎりと、唐揚げと、玉子焼きおべんとにして
山にいこうね。
春になったら。
春になったら。
でこぽんのおかあさんは「きよみちゃん」という名前の
柑橘です。
きよみちゃんは果肉がやわらかくって、ジューシーでセクシーです。
きょうはひなまつりなので、
因島から、きよみちゃんがやってきました。
きよみちゃんはみずから
ジュースになって、みんなを甘い気持ちに
してくれましたとさ。
みつです。
きょうは朝から、
はじめてのお仕事してきましたー。
まめねえちゃんはなれてるしじょうずやけど、
あたしはヘタクソって
いわれちゃう。
なんで?
あむちゃんが
タイヤキを持ってきてくれました。
まめとみつ用のんです。
へたばりまくりのこんな日に、
うますぎー。
がちゃがちゃしたひは、
ていねいに
ていねいに
髪をあらってかわかして、
スキンケアして、靴下はいて、
ふかふかのふとんで
ねむって
リセット。
雑だな・・・と 感じたら、
きみも
リセット。