PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
自分の仕事のなかで最もキンチョー度が高く、
もっともスキルが必要とされ、同時にやりがいもあるのが
インタビューです。今週は、どどどっと
20人ぐらいはインタビューしました。
で、きょうは佐渡さんの第九用インタビュー。わたしのライフワークの
ひとつともいえるドキドキのジカン。
PACのオーディションでくたくたになった佐渡さんに
インタビューするのは申し訳ないなあ、とおもいながらも、
きょうは他にテレビも雑誌も入ってなかったから、独占インタビューで
少しゆったりめにジカンがとれました。
東北での出来事をひとつひとつ、丁寧に話してくださって、
じっと耳を澄ましていました。くっきりと映像とともに話してくれて、
どの話もカットできないぐらいくっきりとした記憶が
そこにあること感じました。
しんどいのにたくさん喋ってくださってほんますみませんといったら、
いやいやミカチャンとしゃべってたら、だんだん、
ラクになってきたわ、といってくださり、
ほら、この、この方のこういうところが、もう、感謝力というか、
人を弾きつける、トップに立つ方のとてつもない大きさ、
もう佐渡さんのためならがんばっちゃえるで、とおもうのですよ。
撮影の瞬間だけ、台風のすきまの雨があがり、
夕方から夜になるわずかのあいだの、ブルーの空に、
町明かりがぽつぽつとつき始めた、美しいジカンを撮影することができて
きょうは大満足。大成功。