PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
第一回大阪マラソン。
第一回、というものに遭遇できるチャンスはそうない。
でかいイベントはすでにもう第30回とか、第50回とかいう歴史的なものが多いので、
それぐらい続きそうなイベントの
第一回ってのは、からだで記憶しておきたいね。っておもうから。
東日本大震災のあった今年、
うちの会社と仲間の会社のアサヒが考えたのは「自分の町にちゃんと向き合うこと」
だった。そのひとつが「マチオモイ帖」というプロジェクトだった
わけだけど、そんなころ大阪マラソンのボランティア募集があって、
そういうことを会社をあげてやってみようか、という話になった。
マラソンやら、ボランティアやら、普段はまるで縁のないめんつが、
朝の7時に担当の区域に集合。
チームリーダーのまんちゃんの指示のもと、交通規制にあわせて
コーンをならべたり、沿道規制のテープをはったり。
だんだん盛り上がってくる。
チームでおそろいのグランドコートがこんなにもテンションをあげるアイテムに
なるとはおもいもよらなかった。629で続けてきた
Tシャツも、そういう意味がほんとうにあるのね。
いちばんはじめに走ってきたのが、車椅子のランナー。
これは想像を超えた・・・みたことなかったから。もう、競輪選手のような
スピードとかっこよさ。坂道だったので猛スピード。
ただそれだけで感動。
そこからはマラソンのトップランナーが走ってくる。
このペースなら走ってくる芸能人ぜんぶ認識できるで、とおもってたら
大間違いやった・・・トップはぐんをぬいてはやかったけど、
中間層のなんと多いこと・・・できるだけひとりひとりに届け!!っておもって
声援した。「坂道くだったら、給水所やで!!もうちょっとやで」
と5キロ地点で「かけてあげるといい、言葉」を喉がいたかったけど、
一生懸命かけた。そしたら、「やった!!」と顔がぱっと明るくなる人もいた。
9時にはじまって10時すぎにはみんな通り過ぎたから
うちのチームはこれで店じまい。家についたら、こんどは一般のお客さんになって
まめとみつつれて、なんばに応援にいった。
大阪、という街をみていくこと。他人事にしないこと。
そんなきもちの188&アサヒでした。