PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
 農村の哲学。
これがメロンの花、
雌花=おんなのこ。

ヨコからみると、こんなかんじ。
付け根がすこしぷっくりしてるでしょう。
これがメロンの果実になる。

昔は、蜜蜂や蝶々がこの仕事をやってくれていたそーですが、
最近では、雄花の花粉を筆にとって、
ちょん、ちょん、と
雌花のまんなかにつけてあげます。
うまく受粉できたら
花は閉じて、やがて枯れていきます。
そして果実のぶぶんが膨らんでいきます。
 「ええか? 
 植物の役割は、後の世にいい種を残していくことじゃけの、
 おいしい実をつけて、
 それを鳥や動物に食べさせて、
 その糞がどこかの土のうえにおちてくことで、
 種が遠くまで運ばれて、
 その土地でまた芽を出していくじゃろ?
 別に人間にうまいものを食べさえちゃろおもて、実を甘くするわけじゃないんじゃ。
 すべては種を守るため。
 すべては種を伝えるため。」

こういった父や母の話を聞くために、
私は畑にいく。
農村の哲学。