「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

こどもの一生

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山田のおじさんは
「よろし~ですかぁ? 」という。
「頭の中からピーコピコ」という。
「大食い」である。
「わんこそば大会で何度も優勝をしている」・・・

実体のないものを、
実体のあるもののように想像すること、思い描くこと、
その思いが「実体」をよりくっきりと浮かび上がらせる。

22年前の中島らもの名作「こどもの一生」。
牧野エミさんとふっこさん、マスさん・・・関西小劇場のスターが共演した
名作をわたしは深夜番組で食い入るようにみていた。
それから再演があるごとにみてきた。

22年のなかで、まだ、ぜんぜん生きていてもいいはずの
らもさんも
えみさんも
いなくなった。でも、この舞台のなかに、
実態のあるものとして、中島のおじさんも、牧野のおねえちゃんも、
くっきりと立っていた。

頭の中からぴーこぴこ。

昔はこうやったのに、と言いたくなかったけど
このセリフだけは変えてほしくなかったなあ。

がお。

2012年11月29日 23:06  |  
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