「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

DIVE

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その、ちぃねえのとこに云ったら、ちぃねえとこで飼ってる

デイブという老犬がいよいよ危ない時を迎えているときいて

どきどきしていたのだけど、

まめとみつをつれて、ちぃねえといつものように庭先でおしゃべりしてると

家のなかから、おじいさんが

20130504-dive-1.jpg

「おい、デイブが死んだど」 と叫んだ。

わたしも犬を飼った経験がないとはいえないけれど、

臨終に立ち会ったことはこれまでになかった。

いつも、母や父が、最期をみとっていた。

驚いて部屋にあがると、ごくごく、普通にいつものように

まめやみつが寝ているのとおんなじ。

抱っこするとあたたかいし、うっすら目も開いている。

おじいいさんと、おばあさんの間で

デイブが眠った。GWだったので、孫のようすけ一家もかえってきていて、

ようすけがデイブを撫でた。中二のときに、赤ちゃんでやってきて

14年間この家にいた犬。

犬を飼い始めてから、はじめて、死んだ犬をみた。

デイブは畳のうえで、おじいさんとおばあさんと孫のようくんに看取られて

天国にいった。シゴトにいったデイブの

おとうさんとおかあさんから電話がなった

その時刻だった。

2013年5月 4日 20:49  |  
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