PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
近鉄アート館が復活する。
わかぎえふさんもいうてた。
しばらく、 劇場が閉まるとか、
そういう記者会見ばかりに出ていたけれど
こんなめでたい
記者会見はひさしぶりやて。
アート館は大好きな劇場だった。
まんちゃんと早朝からアート館のとこに並んで、
イッセー尾形のチケットをええ席、
とるのに必死だったし、 そとばや、
上海太郎~の舞台を何度もみにきた。
スタッフとしてもきた。
でも、関西から小劇場ががっつりなくなって、
演劇界はどーなるんやろと思ってた。
けど、関西の役者はそんなもんじゃ
終わらんかった。
どんどん東京で活躍するようになって、
いつのまにかガクさんも、
東京の演劇界で活躍するようになってた。
それから13年たって、ああ、その歴史って、
188の歴史と同じやん?
そういう時間が流れていって、
復活した今日。
その顔ぶれは、
ここ15年以上もの長い間、
充分大人になってから であった人たちと
つくってきた縁のたまもの。
長いこと、やめずに、続けていたら、
やっぱりその道でのプロになっているわけです。
そして、ガクさんは、
えふさんお墨付きの「日本一の絵師」になったのです。
そういえば、629の初回のときのポスターコピーで
「あんたが日本一の絵師になるためやったら、
どんな苦労でもたえてみせます」って、書いたなあ・・・
そういうことを、たっぷり思い出せて、大阪を思い直せた
1日です。マチオコシとかそういうことじゃなくて、人が宝、とかそんな
ありきたりのコトバじゃなくて、ごく当たり前に
日々積み重ねてきた、好きなひとや、好きなことの連続なだけで、
このマチがもう一度、かっこよくなってきている。
すげえー。