PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
みか「バリトンの独唱、よかったわあ~」
まん「んー ソプラノの独唱はよかったなあ」
みか「ソリストたちの独唱のところ、あんなふうにきくのははじめてやったから、めっちゃよかったわ。せつこママたちはこの距離で1万人もきいたんやったら、最高やなあ。はじめは4人がバラバラしてるかもとおもっていたんやけど、途中からは、こんでええんやわと想っ。やっぱ、シンプルに合唱ってうまいひとが歌うと、きれいやねえ。天使の声やわ。とくに男声合唱、よう声がでててかっこよかった」
まん「テノールにひとりだけ、うまい人がおった。
あとは、うーん 1万人とかわれへんレベルやで」
みか「ま、あの指揮だと、歌いにくいやろな」
まん「佐渡さんの指揮を見慣れすぎてるのもあるやろけどな」
みか「第一楽章、むっちゃ はやくなかった?」
まん「せやねん、むっちゃ はやかってびっくりした」
みか「第三楽章でもとにもどってきたというか、逆にゆっくりになってて」
まん「第二楽章ぐらいちゃうかったっけ。なんせ、メリハリがすくなくて、ぜんぶが、なりすぎてるんよね」
みか「ああ、なんていうか流れちゃってる、という感じはしたかも」
まん「指揮に抑揚やドラマがないから、それぞれの音が鳴りすぎるんよ。ずっとでかい音きいてるかんじ」
みか「ああ、ズーフがズーフになってない?」
まん「そう、たとえばズーフも大きいから、ヴェルトが最強音にもきこえない」
みか「久石譲が第九を語る、ってあったから、語ってくれるんやとおもってた」
まん「それを音楽で表現したってことちゃうん?」
みか「それやったら、わからんかったなあ。久石感、てゆうか、なにを伝えたかったのか、はわからんかった」
まん「なんか背景(アニメ)あっての音楽的ってか」
みか「訳詞のなかの、ラ・フェットのとこ、「太陽の軌道のように、自分の道をすすめ」ってのは
どっからきてんやろな。軌道のようにやったら、自由ちゃうやん?」
まん「どこのことやろね」
みか「でも、よかったとこはあるんちゃう?」
まん「ソプラノの人はよかったよ」
みか「ほかには?」
まん「だから、テノールにひとりだけうまい人がおったって」
みか「久石さんの第九は?」
まん「久石さんはきもちよかったやろけどなあ。あれやったら、美香が指揮してもあれぐらいの音は出せるで。
リズムキープしてるだけやから。合唱もオケも第九は慣れてるやろし。」
みか「私が指揮するん?」
まん「美香の第九」