PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
こちらも発酵会議。結果をあせらない、
心を交わしてすり合わせたり、違いをしったり。
「あのさ、美香さんってコピーライターになりたかったの?
文章が書きたい人なの?」
清水さんの質問はいつも、不思議な方向からやってきて、
なんて答えたらいいかある意味きんちょーする。
「意味のない文章がつらつらただ書きたいひとかも」
と答える。
「へーーーーそっちなの?」
「そう。PTA新聞でもいいから文章かきたいひと」
「じゃあさあ、なんてか、そっちの、なんてかコピーライターっぽくない
コトバ見てみたい気がするけどなあ」
「んー」
コピーライターという、なんか枠みたいなものにむけて
1行でなにかを言わんとするあざとさみたいなものが、どこか
クセづいて、どこか押しつけがましいものに成ってしまってるのかもしれない。
きっとそういうことだろう。もっと、さらっとした文章、
コトバではいえるけどね。
「んー」
でも、そういわれちゃうと、今度はほんまに何も書けなくなってくるのが
小心者なわたしの悪いクセだ。
「ぬー」
どこか見透かされたような気持ちになる。
そうじゃない、そうじゃないといって出てくるコトバはどれも
そうじゃない。言えば言うほど、感情と離れてくる。
なのに、「へ~ そういうことか」といわれると、
違う、まって、違うねん~と思う。でもそうやって、自分を考える時間は
オモシロい。案外、心にグサリきている。
小心者。おっと、マチオモイ会議はどこいった。