「まめとみつ」－ コピーライター村上美香＆「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。
まめとみつ
PROFILE／MIKA MURAKAMI＠１８８《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か？」と日々思い巡らしながら、２００８年２月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
生まれ変わる。
「美香ちゃんも生まれ変わる時なのかもね」
万里子にそう言われて、そうだな、
そういう時なのかもしれないな、と想えている誕生日前夜。
腑に落ちたいろんなことや、迷ったままのこと
大事にしたい時間、走り出したい瞬間、
ドキドキする仕事、ワクワクしてきた未来、
修復できそうな友達、そばにいてくれる犬たち、
衝動、胸に突き上げてくるなにか書きたい、書かずには
いられないとおもえる文章欲。失いかけていた自信、
起き上がる力、いま大丈夫とおもえる根拠のないちから。
沸きあがってくる自分の中の血潮みたいなもの
エネルギーを感じながら、朝、手紙をたくさん書いてみた。
ＳＮＳやブログ、ワープロで書いていく文字とは違う、
一文字に１秒もしくはそれ以上かかる小筆の文字は
もしかしたらキーボードよりも私の本音を伝えないかもしれない。
すぐに書けて、すぐに送る、タイミング重視の短い会話とは
真逆のフィクション。裏の裏の裏を読みとく隠れた真実。
ほらまたそういうことをいう、と
万里子に怒られそうだけどｗ それでも、
即興よりも時間のかかったもの、できあがってしばらく熟成させた
文字、届けるまでのジカン、読む方のタイミングや体調、
そういうことをしたくなって。朝、たくさんの手紙を書いた。
もちろん、父と母にも感謝を込めて書いた。
このあと、大雨。
