PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
自分がわからなくなったり迷ったりしたら
遮断すること。必要な情報なんて、傘がいるかな、ってぐらいだし、
傘なくったってたいていはへいきなタイプ。
耳をふさいで、目を閉じて、
心の震え、その速度をじっと確かめて、
手のひらで撫でる。手のひらを当てて、あたためる。
胸のあたり、おへそのまわり、
喉のすじのところらへん、声帯、目のくぼみ、
手のひらをあてて確かめる。あたためる。
スイッチを切る。電気を消す。パソコンを閉じる。電源オフ。
自分と星。自分と海。自分と犬。自分と花、
自分とまぶたのうらの縞々。
自分と後ろ側の髪の毛。自分とせなかにできたぶつぶつ。
自分と風。自分とドア。自分と自由。
ほんとうの自由。いつかくる自由。自由という不自由。
不自由というしあわせ。迷惑もしあわせ。
しあわせで自由。自由でしあわせ。遮断しtって、
残るものは残るし、消えていくものは消える。
それだけのこと。