PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
メビック扇町でお世話になっているMさんが
フェイスブックで『柴犬の女の子が家族に・・・」と
書いてあって、はじめて犬を飼います、とあって・・・
ヤバい。私のなかの本来の親心が・・・犬の親に対する親心が
無駄に目覚めてしまうではないか!!ただのおせっかいですがね。
目覚めてしまうものはしかたない。
まめがやってきたころ、いつも、みっちゃんにいろんなこと
きいていたみたいに、柴犬の親になるMさんの不安やドキドキの
助けになったらいいなあ、て勝手に思っています。
で、まめが来た頃のなつかしいブログを読み返してみて、
すべてが新鮮な自分自身にどっきり。驚く。
なんて世界はまぶしいのでしょう。まいにちまいにちが、
新しいのでしょう。今日が、今が、一瞬が、過ぎ去るほどに愛しくて、
今日という日は二度とこないことを知り、
瞬間をめいっぱい愛しているのでしょう。
まめ。まめのことを見ていない時間、わたしが他の事に夢中になっている時間、
まめはさみしいと感じますか?何もおもいませんか。
それでもまいあさ。まめの両頬をぐっと両手で包んで、
今日もありがと。今日もまめが大好き。
本当のきもち。ことばがなくても、さわる。感じる。匂い。おでこくっつける。
くしゃくしゃとする。ほっぺくっつける。
たくさんたくさんの言葉を交わしても伝わったのかどうか
ねじりまくって不安になるたくさんのきもちが交差する毎日のなかで、
言葉にたよらずに、そばにいる。ここにいる。毎日いる。そこにいる。
ここにいる。日常である。いっしょに眠る。いっしょに起きる。
「美香ちゃん、犬なんて飼えるんかなあ」と心配してくれたあのころの
お友だち。おかげさまで大丈夫です。