PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
起きたら雨ふってて
いつものようにまめが足元で寝てて、
6時台に起きれてしまって
机にむきあって、墨をする。こういう日は、雨のしずくで
墨すってもよかったなと思いながら
窓にぶつかってくる雨をみながら
遠い町を思う。ふるさとの町を思う。ともだちがいる場所を思う。
あの町にも雨がふってるんかな。そっちはどうかな。
そっちの町はまだ晴れてるんかな。今日はどうかな。
違う場所でみんな生きてる。
きょうもそれぞれに頑張って生きてる。面白いね、いいね。
雨はねえ、ちょっと許してくれる雨です。
みんなとてもがんばっていて。みんなとても眩しくて。
ちょっと置いてきぼりになってしまうような気持ちになる日もあって。
そういう日は、雨が許してくれる。
きょうはええよ、って勘弁してくれる。また明日やったらええやん、って
いっこうにあがらない雨がわたしを包んでくれる。
弱音を吐かない大人は多いと思うのです。どうですか?
たくさんの弱音や泣き言をきくことには慣れているけど、
自分がいうのはまったくもって慣れていない。から、言わない。
ときどき佳苗にいうけど。佳苗にしかいわないw
ってか弱音というよりは、笑いに変えられるレベルのじゃれ事だな。
笑いに変えられるともだちがいるのはいいな。
そばにいるのはとてもいいな。
そばにいるもの、手の届くもの、やわらかく温かいもの、
触れる実感、そばにいるのはとてもいいな。
大阪は雨です。そっちは?