PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
晩ごはんを食べながらふとつけたテレビで
SONGSの中島みゆきトリビュートをやってて
とたん、釘付けになってしまった・・・
大竹しのぶの歌った「ファイト」。
いや、あれは歌ったというより、3時間ぐらいのお芝居を
みたぐらいの迫力だった。あれは歌というより、
人生だった。ひとりの女の一生を詰め込んだような、
音楽だった。しわだらけで、涙だらけの、
大女優、大竹しのぶの今だった。中島みゆきという歌姫が
つくった曲は時間をかけて円熟して、
表現者×表現者の「瞬」が生まれた。
すげーな、食べるのをわすれて涙ぽろぽろ。
表現者。トップクオリティの表現者は、この瞬があるからこそ
ふだんはどーだっていいんだ。って思える。
どんなわがままにいきたって、この瞬のクオリティは
トップクオリティなんだ。そこに駆けるすべてがあるんだ。
ファイト。